「ダメージレスカラーって何?」本気で髪を綺麗にする為の注意点。
2024/01/21こんにちは!髪質改善と弱酸性カラーが得意な美容院ENORE(エノア)です。
本日は最近お客様と話題になる「ダメージレスカラー」についてお話ししていきたいと思います。
ここで早速エノアが導き出した答えを、先にお伝えすると、、
「ダメージレスカラー」は
美容師が行う「サロンケア・施術」とお客様自身で行う「ホームケア」両方で
・ダメージレス:髪に与えるダメージを最小限に抑える
・ダメージケア:すでに傷んでしまっている部分をしっかり補修する
のが最も効果的な方法です。ダメージレスカラーだけでも髪にとっては十分効果を感じられますが、髪は髪に関わる全ての事(ホームケアやパーマなど)で状態が大きく変わるもの、、。
つまりダメージレスカラーだけを頑張っても他の事で髪を傷めてしまったら、、意味がなくなってしまいます。
そこで、ここからは「ダメージレスカラー」の解説に始まり、「皆さんに注意して欲しいポイント」から「エノアのダメージレスカラーを叶える方法」。「ダメージレスカラーおすすめの髪色」まで一挙にお話ししていきますね!
たくさんお話しさせていただいたので、文字数が多くなっています。
もしお時間のない方は目次の気になる項目をクリックすれば読みたいところだけご覧になれますよ!
目次
「ダメージレス」の意味は?
ダメージレスとは「ダメージが少ない」という意味。たまにダメージレスと聞くと「ダメージが全くない」と勘違いしている方もいらっしゃいますが、それは違いますので注意してください!
ダメージレスなメニューやヘアケアでも残念ながら髪へのダメージ0ではありません。ですが、そもそも髪の健康は『減点方式』ですので「どれだけ髪へのダメージを抑えられるか」はかなり髪の健康にとって重要なポイントなんです。
髪の健康は『減点方式』って何?
髪はそもそも「死んだ細胞」で出来ています。その為、1度髪を傷つけてしまうと復活する事はありません。お肌のように怪我しても治るという事はないんです。
つまり髪の毛は根元から生えたてホヤホヤの何もしていない時が
「1番元気で健康的な100点満点の状態」なんです!
ですが美容院での施術はもちろん。ホームケアでもシャンプー、トリートメントでも髪へのダメージは0ではなく、髪の健康に影響を与えてしまいます。紫外線や乾燥など日常的なダメージの危険性もあるわけです。
なので100点満点だった髪は日々ダメージを受け、毛先に行けば行くほど、どんどん体力が削られダメージしている状態になっているんです。だから「どれだけ髪を傷ませないか」ダメージレスは髪の健康と美しさにとっても重要なんです!
※ヘアケアなどで、毛髪補修をした場合一次的にダメージ部分を補強して痛みにくくしてくれたり、状態を良くしてくれる効果はありますが、髪が元通り治っているわけではありません。
つまり「ダメージレスカラー」とは。
つまりダメージレスカラーとは「髪に与えるダメージを抑えながらヘアカラーが出来る」カラーメニュー全般の事を言います。
一般的なヘアカラーは
・髪のキューティクルを開くため、キューティクルがどうしても荒れる。
・髪の色素を抜いて、カラーの色素を入れている間に髪の中の栄養分が流れてしまう。
・髪が一番健康を維持しやすい「等電帯(pH4.5〜5.5の弱酸性)」を乱すので、カラー後髪がダメージしやすくなってしまう。
など髪を大きくダメージさせて美しさを奪ってしまいます。
ですが、髪に与えるこれらのダメージをダメージレスカラーで抑える事が出来れば、髪は美しさと健康をキープ出来ますしお手入れもしやすくなるんです!
※ダメージレスカラーの中でも、使用するカラー剤によって髪への作用や効果は変わってきます。
中でもダメージしやすいカラーはどれ?
残念ながら髪をダメージさせてしまうヘアカラーですが、基本的に髪を明るくすればするほど、髪への負担は大きくなってきます。ですがそれ以外にも大きくダメージさせてしまうカラーもありますので、ここで少しご紹介しますね!
ブリーチ(ダブルカラー、トリプルカラーなど)
ブリーチは髪の中の色素をガッツリ抜くため髪へのダメージはかなり大きい!しかも、その後さらにカラーを被せるので、明るくおしゃれな髪色を楽しめますが髪へのダメージはカラー界最強と言って良いでしょう。
ライトナー
ライトナーは「色素を入れる」工程を無くして、髪の色素を抜いてくれる(脱色)事に特化したカラー剤です。ブリーチほどではないですがカラー剤だけで髪をしっかり明るくしていくことが出来ます。ブリーチと比べてダメージは抑えられますが、それでも普通のカラー剤と比べると髪を大きくダメージさせてしまいます。
白髪染め
白髪にはメラニン(髪の色素)がほとんどない為、どうしても着色力が不足してしまいます。(明るいトーンや白髪染め対応していないカラー剤で染めると白髪はしっかり染まらず浮いてしまうのは、そのため。)なので、染色力を強くしないと白髪は染まりません。染色力を強くしないといけない、、という事は髪へのダメージもその分大きくなってしまいます。
市販のヘアカラー
市販のヘアカラーはどなたでも染めやすいように薬剤のパワーが強く設定されています。その為、どの色を使っても髪へのダメージがかなりリスク。しかもトリートメントやシャンプータイプなど髪の状態に合わせて塗り分けが出来ないため、毛先がバッサバサになったり髪をかなり痛めやすいです。
要注意!!カラーダメージを減らすために大切な2つのポイント
このように使用するカラー剤によって差はあるものの、ヘアカラーが髪に与える影響はかなりあります。なので、ヘアカラーをする時はしっかり「ダメージレスカラー」で髪の健康と美しさを守りながら染めて欲しいんです!!ただ、、ここで注意して欲しいのが、、
ダメージレスカラーと言いつつ、「ダメージケア」しか行っていない美容院も残念ながらある事についてです、、。
本当の意味で髪に効果のある「ダメージレスカラー」って?
先ほども言った通り、髪の健康は『減点方式』。つまりカラー剤自体が髪に与えるダメージを抑える必要がある訳です。
でも一部の美容院では、カラーの髪に与えるダメージはそのまま。だけどカラー剤に「栄養補給ができるサプリをブレンドしているからダメージレスカラーだよ」と言っているお店もあるんです。美容院ごとに考え方は違うので、それはそれでお客様が納得しているのなら良いと思います。でも、、
本当に『ダメージレス』を叶えるなら、、それはダメージレスではないんじゃないでしょうか?
髪は一度痛んでしまうと元通りには戻らない、、。だから、そもそもまず髪を痛めない様にしないといけないですよね。だからダメージレスカラーをするなら
・カラー剤ダメージを最小限に抑える「ダメージレス」
・元々ダメージしている部分や与えてしまった最小限のダメージ部分を補強・補修する「ダメージケア」
を同時に行うことが本当の意味での「ダメージレスカラー」だとエノアでは考えています。
また出来ればカラーだけではなく「美容院メニュー全て」と「お家でのホームケア」でも「ダメージレス」「ダメージケア」を一緒に行っていく事が理想。だってせっかくダメージレスカラーで髪を労ってあげても、他の事で髪を痛ませてしまったら台無しですからね( ;∀;)
では、ここからはダメージレスカラーの1つの例として、エノアでダメージレスカラーをする際の方法をご紹介していきます!美容院編とホームケア編もありますので、是非ご自分がダメージレスカラーをする時の参考にしてみてください!
エノアの「ダメージレスカラー」の方法6選 〜美容院編〜
エノアではこれからご紹介する6つの方法を主に行っていきます。髪の状態やお客様の希望のカラーによって、実践する方法は選択されていきますし、ここでご紹介する事以外にも行っていく事があります。もし分からない事や疑問がありましたら遠慮なく担当スタイリストにご質問くださいね。
①「エノアオリジナル開発のカラー剤」で髪を優しく染めて、極力痛めない様にする。
エノアではオリジナル開発した「弱酸性カラー」「弱アルカリカラー(トーンアップ用)」で髪を優しく染めていきます。ダメージレス効果が高いだけではなく、保湿効果も高く、しっとり艶やかな仕上がりが魅力的なダメージレスカラーとなっています。
↓こちらで弱酸性カラー(途中で弱アルカリカラーも)について詳しくご紹介しています。
②ブリーチをしたい場合は「ケアブリーチ」
どうしてもブリーチがしたい方にはダメージレスな「ケアブリーチ」をご用意しています。
ケアブリーチは一般的なブリーチに比べてダメージをかなり抑えることが可能!枝毛、切れ毛を98%削減し、ブリーチ後でもまとまる髪にしてくれます。
↓詳しく知りたい方はこちらのブログをご覧ください
③カラーの前後でしっかり栄養補給「スペシャルケア」を行います。
エノアではカラーの前とシャンプー後に2回。栄養補給剤で髪に栄養補給をしていきます。髪への効果が高い「CMC」「シルクタンパク」「セラミド」を浸透させ、しっかりとダメージ部分を補修&補強。もっちり。ツヤツヤ。髪のベースを整えてスペシャルケアを行っていきます。
④今後のダメージ進行を抑える「エノア髪質改善トリートメント」で髪を整える。
エノアの髪質改善トリートメントは
・ヘアカラーした髪のダメージ原因「残留オキシ」「残留アルカリ」を徹底除去。
・「活性酸素」を除去して髪の老化を抑制!
・髪の栄養分「ケラチンタンパク」を補給し、もっちり潤う髪に。
・「マレイン酸」の効果でしっとりまとまる。
など、髪のデトックスと栄養補給をしっかりと行います。ヘアカラーで疲れた髪を整えて、髪の美しさと健康を保つ効果が高い。そしてもちろん「ダメージレス」で髪に優しいのがエノア髪質改善トリートメントの特徴です。ヘアカラーを定期的に行う方に人気の高いトリートメントメニューとなっています。
↓詳しくはこちらの記事をご覧ください。
⑤白髪染めは「リタッチ」がおすすめ
白髪染め2回目以降のお客様はリタッチで根元の伸びた分だけを染めるのをお勧めしています。根元だけ染めることで自然と毛先への負担がなくなり、ダメージを最小限に抑える事が可能です。
またカラーチェンジや毛先の色落ちが見られる場合、毛先も染める事がありますがエノアオリジナルの弱酸性カラーで毛先もダメージレスに染めていきますので、↓このように
しっとりとまとまりますからご安心くださいね!
↓白髪染めのリタッチって?
⑥カラー以外。全てのメニューでも「ダメージレス」な施術が出来ます。
(↑実際の「縮毛矯正+ヘアカラー」の仕上がり写真)
エノアではカラー以外の全てのメニューで「ダメージレス」なオリジナルメニューの施術を行っています。さらにパーマや縮毛矯正との同時施術も可能です!
カラーだけではなく、他のメニューでもダメージレスに綺麗な髪を守っていくことで、「ダメージレスカラー」の効果を最大限発揮出来る。そして髪質改善も出来る事がエノアの大きな特徴となっています。
髪質改善って?↓
エノアのダメージレスカラーの方法5選 〜ホームケア編〜
ホームケアではエノアオリジナル商品を使いながら、髪をダメージさせないようにしつつ、ダメージ部分は効果的にケア!カラーの色持ちアップや綺麗な髪の状態キープに繋げていきます。
①シャンプーで髪のベースを整える
洗浄力がマイルドで髪に優しく、毛髪補修力の高いエノアオリジナルのシャンプーで髪のベースを整えます。髪の状態やお好みに合わせて3種類
美容院で髪質改善している髪にも◎・最もダメージレスなアミノ酸シャンプー ↓
色もちアップ・エイジングケア ↓
剛毛、くせ毛をしっとりまとめる ↓
(商品バナーをクリックすると詳しいシャンプーの解説ページを確認できます!)
から選ぶことが出来ます。シャンプーはホームケアで一番髪の状態を左右します。髪に合っていないと髪を痛め、カラーの色持ちダウン。仕上がりの悪化に繋がってしまいますので、ホームケアではまずシャンプーから見直しをお勧めしています。
②洗い流すトリートメントでしっかり保湿
髪が長かったり、髪のダメージ・乾燥が気になる方は洗い流すトリートメントでしっかり毛髪補修成分の補給と保湿をお勧めしています。使用するのは先程のシャンプーと同シリーズの髪に合った物をまずはお試しください!シャンプーだけでもかなり高いトリートメント効果がありますが、洗い流すトリートメントをする事でより高いレベルでのヘアケアが可能です。
髪が短い方やメンズの方は洗い流すトリートメントは使わずに、洗い流さないトリートメントだけのヘアケアが合っていることもありますので、詳しくは担当スタイリストと直接髪の状態を見ながら使用するか相談しましょう。
③洗い流さないトリートメントはどんな髪にも必須の万能ケア
洗い流さないトリートメントは全員にやっていただきたいヘアケアです。手軽にしっかりと髪を補修・保湿して髪のダメージを抑制!ヘアカラーでダメージしてしまった部分を簡単にケア出来ます。
使用するトリートメントは髪の内部から外側までしっかりとケア出来る「補修」「保湿」効果の高いものがお勧めです。
↓エノアのおすすめ洗い流さないトリートメントはこちら
④髪はすぐに乾かして
髪は濡れたまま放置してしまうと濡れている間髪がとても傷みやすく、自然乾燥だとキューティクルが荒れたまま乾いてしまって、髪同士の摩擦でさらに傷んでしまいます。乾かさないで髪を傷めてしまうと、色落ちの進行やカラーを染める時に毛先が沈みやすくなったりと、カラーにも影響してしまいますので、髪を洗ったら洗い流さないトリートメントをつけてすぐに乾かしてあげましょう。
⑤お出かけ前・お出かけ中にもしっかり保湿
お出かけ前、お出かけ中にもしっかり髪を保湿、補修し髪を保護していきます。紫外線、乾燥、静電気など髪は常にダメージと隣り合わせ。美しい髪を保つために、しっかりと髪を守ってあげるのがベストです!
スタイリング前の髪のベース作りに↓
スタイリング剤を使う方は保湿効果のあるスタイリング剤を使いましょう↓
スタイリングの仕上げ、お出かけ先の保湿に↓
ダメージレスカラーのおすすめ髪色集
ブリーチなしカラー
「髪を明るく、透明感のある髪色にしたい!」という方はブリーチを我慢してブリーチなしカラーでおしゃれな髪色を楽しむのもお勧めです。ブリーチをしないので、かなりダメージを抑える事ができますし、結構明るい髪色に挑戦することも出来ますよ!
↓ブリーチなしカラーについて詳しくはこちら
暗髪カラー
暗髪カラーは髪への負担も少ないですし、しっとりと艶のある髪にしたい方におすすめのカラーです。黒髪とは違い重たくならないので暗い髪色でも垢抜けた印象になりますよ。
↓暗髪カラーについての解説はこちら
アッシュカラー
透明感があり、しっとりと艶の出やすい。ダメージを感じにくい仕上がりでアッシュカラーは毎年人気!リピート率も高い髪色です。髪の赤みや黄みも抑えてくれて、外国人風の仕上がりが人気の秘密です!
↓アッシュカラーをもっと見たい方はこちら
ブラウンカラー
ブラウンカラーはいろんな色の中でも、色持ちがよく色落ちが気になりにくい特徴があります。7トーン以下のブラウンカラーは白髪もしっかり染まるので、リタッチ(根元染め)がしやすく髪へのダメージを抑えやすいです!
「ダメージレスカラー」についての質問集
Q1「ダメージレスカラーのデメリットは?」
ダメージレスカラーはメリットがとても多いカラーですが、
・ダメージは残念ながら「0」にはならない。
・ダメージレスカラーをする事で、今までのヘアダメージが急に良くなるわけではない。
・美容院によって使用しているカラー剤やアプローチ方法は違う。
・使用しているカラー剤によっては、染められる髪色に制限がある美容院もある。
・カラー料金が一般的なカラー価格より高い事が多い。
などのデメリットが挙げられます。どんなに良い薬剤もメニューもメリットだけではなくデメリットがありますので、しっかりそこを理解した上で「やりたい!」場合は是非チャレンジしてみてくださいね!
Q2「ダメージレスカラーは縮毛矯正やパーマも一緒に出来ますか?」
ダメージレスカラーと縮毛矯正やパーマの同時施術に関しては美容院ごとに出来るかどうかは変わってきます。エノアの場合、縮毛矯正でもパーマでも髪に優しい「弱酸性」のダメージレスなオリジナル薬剤を使用しているので、カラーと一緒に施術する事が可能です!
美容院によっては使用する薬剤的に一緒に施術が不可能な場合もあるので、事前に確認しておくのがおすすめですよ!また一緒にやる時はせっかくカラーをダメージレスカラーにするんですから、縮毛矯正、パーマもダメージレスに出来る美容院にお願いするのがおすすめです。
Q3「ダメージレスカラーとイルミナカラーの違いは?」
ダメージレスカラーは最初にお話しした通り「ダメージレスの効果があるカラー」全般を指した言葉です。イルミナカラーはメーカーが販売しているカラー剤の名称ですので、つまり色々あるダメージレスカラーの中の1つが「イルミナカラー」という事になります!なので、全く違うものではないです。
※エノアオリジナルの「弱酸性カラー」や「弱アルカリカラー」、「ケアブリーチ」なども従来のカラー剤より大幅にダメージを軽減したカラー剤になりますので「ダメージレスカラー」の仲間になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「ダメージレスカラー」は髪へのダメージを抑えながら染められる、綺麗な髪作りに欠かせないカラーリングになります。ただ美容院によって使用しているカラー剤は違いますし、それに付属される髪への取り組みや魅力も変わってきます。なのでまずは「どんなダメージレスカラーをしているか」しっかりリサーチしてから、自分が1番やってみたい美容院でヘアカラーをお願いするようにしましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました。
もし髪のお悩みなどありましたらお気軽にエノアスタイリストまでご相談くださいね。