【美容師直伝】ヘアカラーの色持ちを良くする10の方法

2024/02/17
【美容師直伝】ヘアカラーの色持ちを良くする10の方法

こんにちは!髪質改善と弱酸性カラーが得意な美容院ENORE(エノア)です!

本日はヘアカラーの持ちについてお話ししていきたいと思います。美容師をしていて

「綺麗な髪色にしてもらっても、すぐに色落ちしちゃう。」

「出来るだけ色持ちの良い髪色にしたいけど、どれが良いのか分からない。」

「なかなか美容院に行く暇が無いので、カラーを出来るだけ長持ちさせたい。」

とヘアカラーの持ちに関してかなり幅広い世代の方からご相談いただきます。今この記事を読んでくださっているあなたも絶賛お悩み中では無いでしょうか?

そこで今回は

・ヘアカラーの色持ち平均

・色持ちは何で変わる?

・色落ちした髪ってどんな色?

・色持ちを良くする10の方法

の順で解説していきたいと思います。記事の途中には「もっと知りたい」方に、より詳細に解説している記事もいくつかリンクを貼ってありますので、是非気になる方はご覧になってみてくださいね!

(お時間がない方は目次の項目をクリックすると、読みたいところだけ読むことが出来ますよ!)

ヘアカラー色持ちの期間は平均どのくらい?

ヘアカラーの色持ちは「平均1ヶ月」ほど。ただあくまでも平均ですので、人それぞれ色持ちの長さは変わってきます。1ヶ月以上長持ちする人もいますし、逆に数日で色落ちしてしまう人もいらっしゃいます、、。

色持ちは何で変わる?

では「何故、色持ちは人によって個人差が大きく出るのでしょうか?」様々な原因がありますが、その中でも色落ちに大きく影響する原因は3つあります。

①どのくらいの明るさ?何系のヘアカラーで染めた?

まず最初に「どんな色で染めたか?」が大きな原因になります。極端な例ですが、とっても明るい色で染めた時と黒染めで染めた時を比べると、色の落ちる速さが全然違いますよね!明るい色で染めた時って「もっと色持ちさせたかった」と思うほど早めに色落ちしてしまいますが、黒染めをすると「明るくしたいのに明るくならない!」と思うほど色落ちしにくい。

つまり「どのくらいの明るさか?」「何系の色で染めたか?」によって色持ちは変わってくるんです。

②普段のヘアケア

普段のヘアケアで「髪の状態に合っていないヘアケアアイテムを使う」「正しい方法でヘアケア出来てない」「過度なトリートメント」などをしていると髪は知らないうちにどんどん傷んでしまい、色落ちを早める原因になってしまいます。ヘアケアや髪の扱い方も色持ちに重要なポイントとなるので、しっかりと自分に合ったヘアケアを正しく行っていくことが大切なんです!

③髪を染める時の髪のダメージや状態

ヘアカラーをする時の「髪のダメージレベルや状態」によって色持ちは大きく変わります。もちろんダメージしていなくて良い状態の髪ほど、髪の中にカラー剤の色素を保持する力が強いので色持ちは良くなります。つまり髪を「どれだけダメージさせずにヘアケアが出来るか」そして「美容院メニューでも出来るだけダメージレスに。髪に負担を与え内容に出来るか」もかなり色持ちにとって重要になってくるんですね。

色落ちして抜け切った髪色ってどんな色?

色落ちして抜けた色は

このように黄色・オレンジっぽい色になります。日本人のほとんどは黒髪ですが、実は「ユーメラニン(黒〜こげ茶)」「フェオメラニン(赤茶〜黄色)」2つの色素のバランスによって黒色になっているんです!そしてヘアカラーで髪を明るくする時にメラニン色素を分解し脱色していきますが、フェオメラニンよりもユーメラニンの方が色素が抜けやすい!そのため

ヘアカラーで髪を染めた後、色落ちすると髪の明るさによって「(暗)ブラウンオレンジ黄色(明)」の様に髪のベースカラーが変わってくるんです。髪が黒い日本人も色素の抜けずらいフェオメラニンが髪の中に含まれているため、ブリーチしても黄色が残るんですね!

ヘアカラーを長持ちさせる10の方法

では、ここまで色落ちの原因や色落ちした髪色について解説しましたが「では具体的にヘアカラーを長持ちさせるために何をすればいいのか?」10個の方法をお話ししていきますね!全て実行する必要はありませんので、自分が続けやすいことからまずは始めてみてくださいね!

⑴暗めの色で染める

暗めのカラー剤ほど沢山色素を髪の中に浸透させることが出来ます。なので色持ちを良くするなら「7トーン以下」の暗めの色で染めるのがおすすめです。特にブリーチ毛などで元々髪が傷んでいる方は1週間も色が持たない場合が多いので、理想の色よりも濃い色で染めたほうが長く髪色を楽しめますよ。

⑵落ちにくい!長持ちしやすい色で染める

色持ちはカラー剤の明るさだけではなく「色み」も影響してきます。

色落ちしたと感じやすいピンク系などは元々色素が薄く、すぐに色落ちして髪が黄色っぽくなってしまいます。では逆に色持ちが良い髪色って何かというと、、

「ブラウン系」

色素をしっかり入れていくので、色落ちしにくいナチュラルカラーです。だんだんと明るくはなりますが、ブリーチなどしていない髪でしたらキンキンに色が抜ける事もないので長く色を楽しめます。

「バイオレット系」

色落ちしたときに気になりやすい、髪の黄ばみを抑えてくれるので色落ちが気になりにくい特徴があります。髪にツヤも出してくれるので綺麗な髪に見えますよ。

代表的なのはこの2色。でも、他の色。例えば色落ちしやすいピンクとブラウンをブレンドした、ピンクブラウンにする事でピンク単品よりも色持ちを良くしたり、カスタマイズが可能なので、色持ちを考えるなら自分のやりたい髪色に+@ブラウン系やバイオレット系を足してみるのがおすすめです。

⑶ダメージレスなヘアカラーで染める

カラー自体も髪をダメージさせます。つまりカラーをするときに髪を傷めるのも色落ちが早くなってしまう原因。なので弱酸性カラー」などダメージレスなカラーを使って染めましょう

ダメージレスなカラーで染め続けるとダメージが少ない状態で髪を伸ばすことが出来るので、毛先が伸びても広がったり、パサついたりしにくく綺麗な状態を保てます。

↓弱酸性カラーって何?

⑷ブリーチは使わないで染める

ブリーチを使うとかなり髪がダメージしてしまうので、色落ちがものすごく早くなります。1週間もっと早い方は数日で色落ちしてしまうことも、、。なので色持ちを優先するならブリーチは控えましょう。どうしてもブリーチしたい時は、ダメージレスな「ケアブリーチ」や「ブリーチなしカラー」などで髪へのダメージを少しでも抑えてあげるのがおすすめですよ。

↓ケアブリーチって?

↓ブリーチなしカラーって?

⑸洗浄力がマイルドな「アミノ酸シャンプー」を使う

洗浄力の強いシャンプーを使ってしまうと、色落ちが早まるだけではなく髪が傷み、状態が悪くなります。特にシャンプーの洗い上がりに髪がキシキシとキシついてトリートメントしないと髪の指通りが悪い、、。そんなシャンプーを使っている方は今すぐに変えましょう!

色持ちを考えるなら洗浄力がマイルドで髪に優しい「アミノ酸シャンプー」がおすすめです。アミノ酸シャンプーの中でも特に毛髪補修成分が豊富に配合されている商品になると、シャンプーなのにトリートメント力が高く、泡パックが出来る商品もありますよ!

↓おすすめアミノ酸シャンプー(詳細は画像をクリック!)

※またアミノ酸シャンプーはしっとりと仕上がるタイプなのですが、もし「ふんわり」とした仕上がりが希望でしたら洗浄力がマイルドで、カラーの色素の定着を助ける成分が入っている。こちらのシャンプーもおすすめです↓

⑹シャワーの温度は「38度」がおすすめ、湯船には髪をつけないように!

お湯が熱すぎると髪や頭皮に必要な皮脂まで取ってしまい、過乾燥を起こしてしまいます。乾燥すると髪が傷み、ダメージは色落ちの原因になりますから髪やお肌の潤いを保つためにも、シャワーの温度は体温より少し高い「約38度くらい」がおすすめ。また、湯船に髪を長時間浸からせるのも負担になってしまいますから、髪を優しく束ねて湯船に髪がつからないようにしましょう。

⑺ホームケアのヘアケアも「ダメージレス」「ダメージケア」を意識

ホームケアでも注意しないと実は髪を傷めてしまいます。なのでトリートメントなどのアイテムは『ダメージレス』+「傷んでいる部分をしっかり補修してくれる『ダメージケア』」に注目してヘアケアアイテムを選んだり、正しい使い方をしてあげましょう。

⑻髪の自然乾燥や高温のアイロンを使用するのは止める

髪を洗った後、自然乾燥してしまうと濡れている間に髪がかなり傷みやすく、かなりリスキー。さらに髪表面にあるキューティクルが乱れて艶がなく髪同士の摩擦で傷みやすい状態になってしまいます。なので髪を洗ったらすぐに最後まで乾かす事!!

またアイロンを使う方は「髪が濡れている状態でアイロンをする」「かなりの高温でアイロンをあてる」「同じ部分にジューッとアイロンを当て続ける」のは止めましょう。髪が火傷のような状態になり大きなダメージを負ってしまいます。(髪が濡れている状態でアイロンをした場合は水分が一気に蒸発して、髪の中に空洞ができてしまいます。)

⑼海やプール、温泉では出来れば髪は水につけない染めた直後は控える

海水やプール、温泉などに長時間髪を浸してしまうと髪の「弱酸性」が乱れてしまい、キューティクルが開いて髪の栄養分が流出したりダメージの原因になります。なので髪は浸さないようにするのがおすすめ。温泉はマナー的にも悪いですしね!

※髪が一番傷みにくく健康な状態を保ちやすいのが髪の等電帯と言われる「弱酸性(pH4.5〜5.5)」の時です。これがアルカリ性や酸性に傾く事で髪は傷みやすくなったり、状況によってはダメージを受けてしまうことがあるんです。

⑽紫外線に注意!外に長時間いる時は帽子をかぶろう

髪が紫外線を浴びると髪のタンパク質の結合が切れてしまい、日焼けしたお肌と同じように乾燥してしまいます。パサつきや枝毛、切れ毛の原因にもなり、脆くなった髪は髪の栄養分が流出しやすくなり、同じようにヘアカラーの色素も流出します。なので長時間外に外出する際は帽子を被って紫外線対策をすると◎!

〜色持ちを良くすると髪の綺麗にもつながる!〜

ここまでご紹介した内容を見るとみなさん感じると思いますが、

「色持ちの良い髪」=「ダメージの少ない元気で綺麗な髪」

なんです!つまり色持ちを良くしようと取り組む事で自然と髪が綺麗になっていく!一石二鳥なんですね!なので是非、髪を綺麗にしたいとも考えている方は色持ちを良くする方法を出来ることだけで構いませんので、まずは色持ちを良くする方法を始めてみましょう!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ヘアカラーの色持ちは「ちょっとした工夫」と「ちょっとしたこだわり」を続けることで長持ちするようになります。しかも同時に髪の状態を綺麗にしていく事にも繋がるんですね!

とっても沢山のメリットがありますので是非この記事を参考に色持ちを良くする方法に取り組んでいただけたら嬉しいです!

最後までご覧いただきありがとうございました。

分からない事もあると思いますので、良かったらお気軽にエノアスタイリストまでご相談くださいね!

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