【美容師監修】グリーン系ヘアカラー25選!カーキ・オリーブの違いと自分に似合う緑色は?
2024/09/18こんにちは!弱酸性カラーが得意な美容院ENORE(エノア)です。
今日は最近注目度の高い「グリーン系カラー」を紹介していきます!
グリーン系カラーと言ってもいろんな色の名前があって正直よく分からない、、。なんて方もいらっしゃると思うので今回は髪色以外にもグリーン系カラーの基本的な知識などを簡単に紹介していきますね!是非次染めるヘアカラーの参考してもらえると嬉しいです!
目次
グリーン系カラーの特徴は?
ここ1、2年の間に人気が急上昇したグリーン系カラー。一昔前までは緑の髪色といえば「マット」ぐらいでしたが、最近では「カーキ」「オリーブ」「モスグリーン」などグリーン系カラーの表現の種類が増え、高い注目度が伺えます!
そんな大注目のグリーン系カラーはベージュやアッシュ、グレージュなどをブレンドしてちょっと「こなれ感」のあるくすませた色合いが特に人気の色。寒色系(青)カラーの「しっとり。クールな雰囲気」と暖色系(赤・黄色)カラーの「艶と温かみのあるのある雰囲気」どちらの良さも味わえるニュートラルな色合いが魅力です。
※ニュートラル:中立。中間。
グリーン系カラーのメリット
①髪の赤みがしっかりと抑えられ、外国人風の透明感のある仕上がりに!
日本人の髪は赤みが強いですが、グリーン系カラーは赤の補色なので髪の赤みをしっかりと抑えてくれます。ブリーチをしなくてもグリーン系カラーで染めればかなり透明感が出て、外国人風の髪色が手に入るのが最も大きな魅力です。
※補色:色相環の反対に位置する関係の色の事。
②色落ちしてても髪の赤みが抑えられる
色落ちしてくると、髪が赤やオレンジっぽくなってしまい「それが嫌!」という方も多いのではないでしょうか?グリーン系カラーは色落ちしている過程でも髪の赤みを抑えてくれるので、色落ちが綺麗と喜んでいただける方が多いです。
※ただブリーチありのグリーン系カラーは色落ちした時に綺麗とは言えない緑色になってしまう事もあるので注意が必要です。
③髪が柔らかく軽やかに見えやすい
基本的にグリーン系カラーは髪の赤みを抑える分、髪が柔らかく軽やかに見えやすい特徴があります。その為暗めの色合いにしても髪に透明感と軽やかさが感じられ、不思議と垢抜けたおしゃれな仕上がりになるのも嬉しいポイントです!
色落ちしたらどんな色になる?
色落ちした後の髪色は染める前の髪のベースカラーやブリーチをしているかしていないかで大きく変わってきます。
ブリーチなしの場合
ブリーチなしの場合、髪に元々髪にある色素が残っているので色落ちすると「くすんだベージュ」っぽい色になる事が多いです。(グリーン系カラーの色素が抜け切った場合は黄色やオレンジっぽくなります。)
ブリーチあり・ハイトーンの場合
ブリーチやハイトーンカラーで髪に元々ある色素がかなり少ない場合、グリーン系カラーで染めると色落ちがマットな緑色になり、あまり綺麗じゃない抜け方をする事があります。シャンプーをしていると自然と綺麗に抜ける事もありますが、緑色が残ってしまっている場合は放っておくと色が抜けなくなり今後のカラーに影響する可能性があります。もし色落ちした色が嫌だった場合は「弱酸性酸熱トリートメント」などで色素を抜いてあげる方法もあります。気になる時は必ず美容師さんに相談してみてくださいね。
※エノアの弱酸性酸熱トリートメントは色落ちが最小限に抑えられるものを普段使っていますが、ご希望の方にはトリートメントの設定を変更することで色落ちさせる事もできますのでお気軽にご相談ください。
※髪質や状態、染める色によって人それぞれ色落ちの速さや色落ち過程の髪色は変わってきます。
カーキ・オリーブ・マットetc「グリーン系カラーの違いは?」
グリーン系カラーと言っても「カーキ」「オリーブ」「マット」など色々あり過ぎて違いがよく分からない方も多いのではないでしょうか?髪色になると髪の色素と混ざって分かりにくくなるので、ここでは色見本で簡単に違いについてご紹介していきます!
「グリーン」
「鮮やかな緑色」でしっかりと髪の赤みを打ち消してくれるカラーです。エメラルドグリーンと似ていますが、エメラルドグリーンよりも「鮮やか」な彩度が高い色となっています。
「マット」
マットは「グリーン系カラーで染めて髪の赤みを抑えたブラウン系カラー」の事を指す言葉で、特定の色を表現しているというよりもグリーン系カラーで染めた髪色を幅広く表すことが多いです。
「ミントグリーン」
「明るい緑色」でミントの葉のようにフレッシュで爽やかな色合いが魅力のミントグリーン。ヘアカラーにする場合はしっかりと髪の色素を抜いてあげないと綺麗に発色するのが難しいので、ブリーチ必須のカラーになります。
「エメラルドグリーン」
宝石のエメラルドのように「強い緑色」で澄んだ色が特徴的です。先ほどご紹介したグリーンと比べて彩度は若干低いですが少し青緑に近く、明るくなっています。こちらもブリーチ必須のカラーでより個性的な色合いを好むお客様からの支持率が高いです。
「モスグリーン」
モスグリーンは「やや暗めの黄緑色」の事で安心感のある優しい色合いが魅力的なカラーです。
「カーキ」
カーキ色は本来「土ほこり」と言った意味で色彩学では本来「黄色に茶色を混ぜた色」です。ただファッションやヘアカラーでは「暗めの緑色」を少し混ぜたような色合いで表現されることが多く、人によって認識が違う事があります。
「オリーブ」
『オリーブ色』は若いオリーブの実にみられるような「暗い緑みの黄色」の事で、オリーブの葉のように「暗い灰色味の黄緑色」の事を『オリーブグリーン』と呼びます。少し濁ったようなおしゃれな色合いでグリーン系カラーの中でも人気のお色です。
※オリーブ色はヘアカラーの中ではグリーン系カラーとして扱われる事が多い色ですが、色彩学では黄色の仲間になります。
「分かりにくい!?」カーキとオリーブの違い
カーキとオリーブの違いが分からないとご質問いただく事が多いですが、比べてみるとこのように
オリーブの方が濃く緑っぽい色で、カーキは淡く茶色っぽい色の違いが分かっていただけるかなと思います。ただやはりヘアカラーのカーキは本来のカーキ色と違ったり、人によって認識が違い様々な色があります。さらに髪に染めるとカーキとオリーブのニュアンスの違いがより分かりづらくなってしまうのはしょうがないので、ヘアカラーをする時は「カーキにしたい!」と口頭だけで伝えずに、画像も持参してしっかりと色のイメージを美容師さんと共有するのがおすすめですよ!
グリーン系ヘアカラーが似合う人は?
グリーン系ヘアカラーは本当にさまざまな色合いがあるので、組み合わせる色や髪色の明るさ次第で必ず一人一人に似合うグリーン系カラーはあります。最近一般的になりつつあるパーソナルカラーでもタイプ別に似合う代表的なグリーン系カラーは
ブルーベース(ブルベ)
夏→ミントグリーン
冬→エメラルドグリーン
イエローベース(イエベ)
春→アップルグリーン
秋→オリーブグリーン
になります。人によって似合う色は変わってくる事もありますので、詳しく知りたい方はパーソナルカラーアナリストさんなどプロに本格的にみてもらうのがおすすめですよ!
(他にもタイプ別におすすめのグリーン系カラーあります。)
グリーン系「ブリーチあり」ヘアカラー・髪色
グリーンアッシュ
アッシュを混ぜるとくすみ感が出て落ち着いた大人っぽい仕上がりになります。
カーキベージュ
外国人風の綺麗な髪色にしたい方におすすめ。ブリーチをすることでより透明感が出て綺麗な色合いになります。
フォレストグリーン
新緑のように深い色合いが美しいフォレストグリーン。少し青みも感じられる落ち着いた色合いが魅力のカラーです。
ターコイズグリーン
ブルーを混ぜた様な神秘的な色合いが美しい!
エメラルドグリーン
根元はアッシュグレーの落ち着いた色合いで毛先をエメラルドグリーンに。根元を主張の少ないニュートラルカラーで染めているので、毛先がキラキラとより引き立ちます。
ミントグリーンアッシュ
スモーキーな色合いが魅力的なおしゃれカラー。ふんわりとミントグリーンの色味が透けて見えます。
ミントグリーン×パープルハイライト
ミントグリーンをベースにハイライトでパープルを組み合わせたデザインカラー。「ヘアカラーで遊びたい!」好奇心を満たしてくれる遊び心のある髪色です。
マットグレージュ
グレージュで少し渋い色合いになっているのがかっこいい!グレージュが混ざっている事で、ブリーチ毛でも色落ちが綺麗になりやすいです。
ミントグリーン
爽やかミントグリーンはフレッシュで新鮮な瑞々しい色合いがとっても可愛いヘアカラー。ブリーチ回数は2回以上必要になり髪がパサつきやすいですが、しっかり艶やかにスタイリングしてあげると髪が綺麗に見えて可愛い色合いが引き立ちます!
くすみイエローグリーングラデーション
ちょっぴりくすんで淡い色合いのイエローグリーンを使ったグラデーションカラー。個性をアピールしつつ、優しく女性らしい雰囲気も出すことが出来ます。ブロンドヘアとの組み合わせがかなり良いですよね!
ハイトーングリーン
ツヤっとしたハイトーングリーンも綺麗!透き通るような色合いが垢抜けてとってもおしゃれなカラーです。
グリーン系「明るめ」「ブリーチなし」ヘアカラー・髪色
オリーブベージュ
明るい髪色でも派手になり過ぎないのがオリーブベージュの魅力!ふんわりと可愛らしさの中に大人っぽい落ち着きが感じられます。
※染める前の髪色によってはブリーチが必要になる事があります。
マットミルクティー
ミルクティーカラーにマットをブレンドすると良い感じに髪色に深みを出し、しっとりと軽やかな髪になれます。
マットベージュ
マットはベージュカラーとの相性抜群!お互いの魅力を引き立てて、適度なくすみ感。柔らかで透き通る髪色。とってもおしゃれな仕上がりに!
カーキブランジュ
ブランジュとはブラウンとベージュの中間くらいの色の事。深みがありつつ軽やかな透明感のある色合いが特徴的なカラーです。カーキをブレンドすることでより髪色に透け感がプラスされおしゃれ度アップ!
カーキグレージュ
グレージュカラーの中にふんわりとカーキの色合いが感じられるおしゃれカラー。実際の明るさよりも少し暗めに見えます。カーキが比較的色素が薄めなので、グレージュの落ち着いていて堅い色に柔らかさをプラスしてくれます。
グリーン系「暗め」「ブリーチなし」ヘアカラー・髪色
モスグリーン×グレージュ
深みのある色合いとしっとりとした艶が魅力の「モスグリーン」と「グレージュ」の組み合わせ。髪を綺麗に見せたい時におすすめのカラーです。
アッシュオリーブ
アッシュの効果で透明感がアップしたおしゃれカラー。青みがあるのでブルベ肌にも相性が良くチャレンジしやすくなっています。
暗髪マットブラウン
ブラウンメインのナチュラルカラー。グリーンの主張は少ないですが、髪の赤みを抑えて暗髪でも透明感のある艶髪になります!
ダークグリーン
ブリーチなしのダークグリーンは髪の赤みをとことん抑えて日本人離れした髪を実現してくれます。かなり暗めのヘアカラーですが、他の人とは違うさり気ない個性をアピール出来る髪色です。
オリーブブラウン
グリーン系カラーの中でも黄色みのあるオリーブ色はブラウンと合わせると適度に温かみのある優しく垢抜けた髪色になります。ナチュラルなブラウンカラーでもちょっとしたスパイスが欲しい時にぴったりのカラーですよ。
人気のインナーカラー×グリーン系カラー
グリーンベージュ×ミントグリーン
透明感あふれるグリーンベージュをベースにミントグリーンのインナーカラーで可愛らしく!ブリーん系カラーは甘くなり過ぎないのが良いところです!
グレージュ×ブルーグリーン
艶がありしっとりとした色合い。大人でも挑戦しやすい。キラッと光るおしゃれ感がたまりません!
ブラウン×グリーンアッシュ
くすませたグリーンアッシュはさり気なくグリーン系カラーをデザインカラーとして取り入れたい方におすすめ!
アッシュベージュ×ターコイズグリーン
鮮やかなターコイズグリーンはエッジを効かせたい時におすすめの髪色!モノトーンのファッションによく映えます!
色落ちを抑える2つの方法
色落ちの大きな原因は「ダメージ」
髪はダメージすればするほど、ヘアカラーを定着させる力がなくなってしまうのでどんどん色落ちしやすくなってしまいます。なのでしっかりと
「ダメージケア」ダメージを一時的に補修し保護する
「ダメージレス」ダメージをそもそも与えないようにして元気な髪を維持する
この2つをしっかりと行なってダメージ対策をする事が色落ちを抑える効果的な方法になります。
またグリーン系カラーは髪が軽やかに見えやすい分、毛先がパサついて見えやすいデメリットがあります。その為、髪の良い状態をキープする事でデメリットをカバーし髪を綺麗に見せるのがグリーン系カラーを楽しむためにも大切なポイントになるんです。
では早速2つのポイントをご紹介しますね!
①ダメージレスなカラー剤で染める
まずは髪を染める時に髪のダメージが最小限に抑えられるようダメージレスなカラー剤で染めてあげるのが大切です。最近は昔と違ってダメージレスに。さらにはダメージケア効果の高い「エノアの弱酸性カラー」のようなカラー剤が増えてきていますので、まずはダメージレスなカラー剤で染めましょう!
↓エノアの弱酸性カラーの詳細はこちら
②「ダメージレス」「ダメージケア」効果の高いホームケア商品を使う
そしてホームケアも髪の状態を大きく左右する大事なポイントになりますので、ホームケアでもしっかり「ダメージレス」「ダメージケア」効果の高いホームケアを使ってお手入れをしましょう!
↓エノアの髪質改善効果の高いオリジナルホームケアグッズとホームケアの仕方についてはこちらをご覧ください。
グリーン系カラーについての質問集
Q「緑は何系のカラーですか?」
色相学では緑は『中間色』と言われる「暖色でも寒色でも無い色」と位置付けされていますが、ヘアカラーで見ると涼しげな印象を与える色になってくるので「寒色系ヘアカラー」として分類されてきます。
Q「グリーン系カラーは色の種類が多すぎて、自分のやりたい緑色の名前が分からない、、。ど言うすればいい?」
種類が多い・名前も豊富なグリーン系カラーは美容院で伝える時は、言葉よりもまず画像で見せてしまった方が確実に美容師さんにやりたい色を伝えられますので、名前は分からなくても大丈夫ですよ!光の当たり方によって、画面上での色の出方が変わってきますので、何種類か画像を持っていくとより自分のやりたい色合いが伝わりやすいので、是非お試しください!
Q「グリーン系カラーにするにはブリーチが何回必要ですか?」
どの様なグリーン系カラーにするかでブリーチ回数は変わってきます。ナチュラルなグリーン系カラーでしたらブリーチが必要ない事もありますが、もし鮮やかなグリーン系カラーにしたい場合はブリーチは2回。ペールカラーやパステルカラーなど淡い色合いにしたい場合はブリーチが3回以上必要になります。
染めたい色だけではなく、ブリーチ前の髪の明るさや髪の状態によってもブリーチ回数は変わってきますので、詳しくはカウンセリング時に担当美容師さんまでお尋ねください。
Q「グリーン系カラーの色持ちはどれくらい?」
ブリーチなしの場合は平均1ヶ月ほど。
ブリーチありの場合は数日〜長くても2週間ほどになります。
髪のダメージレベルが高かったり、染めた色合いが明るいほど色落ちは早いので、色持ちを良くしたい場合は先ほどもご紹介した「カラー剤」や「ヘアケア」にこだわってみたり、理想よりも少し濃いめ(暗い)カラーで染めてあげると色持ちがアップします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?グリーン系カラーは外国人風の透明感のある髪色になれるおしゃれカラーです。一人一人に似合うグリーン系カラーは必ずありますので、是非美容師さんに相談しておしゃれな髪色にしてもらってくださいね!
最後までご覧いただきありがとうございました。
この記事が皆さんが素敵な髪色に染めるためのきっかけになれば嬉しいです!