グレージュの色落ちがまるっとわかる!ブリーチあり・なし別に徹底解説
2025/03/25
こんにちは!弱酸性カラーが得意な美容院ENORE(エノア)です。
グレージュは、グレー(灰色)とベージュ(黄みよりの薄茶色)をミックスしたヘアカラー。
柔らかく透けるような色合いが人気の髪色です。
グレージュに染めてみたいけれど、
「色が抜けるとどんな髪色になる?」
「色味はどのくらい持つ?」
と色落ちが気になる方も多いでしょう。
そこでこの記事では、
- グレージュが色落ちするまでの期間
- グレージュの色落ち過程
- グレージュの色落ちで金・緑になるのを防ぐ方法
- グレージュの色落ちを防ぐ6つの方法
などについて紹介します。
グレージュの繊細な色合いを長く楽しみたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
グレージュの色落ちは早い?期間はどのくらい?
グレージュの色落ちは、染める色のニュアンスや髪質、ダメージの状態などによって個人差があります。
ここでは、ブリーチのあり・なし別に、色落ち期間を解説します。
「ブリーチあり」グレージュは1~2週間程度で色落ちする

ブリーチありのグレージュは、1~2週間程度で色落ちします。
一度脱色することで、髪内部の構造が変化し、グレージュの色素が髪に留まりにくくなるからです。
とくに、明るく淡いグレージュは色味が薄いため、色落ちが早く感じられることもあります。
「ブリーチなし」グレージュは1か月程度で色落ちする

ブリーチなしのグレージュは、1か月程度で色落ちします。
染める前の髪色が暗いほど、カラーによる負担を受けていないので、色が長持ちしやすい傾向にあります。
グレージュを長く楽しみたい方は、ブリーチなしで染めるとよいでしょう。
グレージュが色落ちする過程は何色?
グレージュが色落ちする過程を、ブリーチあり・ブリーチなし別に見ていきましょう。
「ブリーチあり」グレージュの色落ち過程
グレージュは、ブリーチの回数によっても色落ち過程が異なるので、ブリーチした髪が▼次の「カラーを被せる前の髪色(ブリーチのみ)」のような黄色っぽい色と仮定してお伝えします。

初めにグレーが抜けて少しずつベージュっぽくなり、最後には明るめのベージュに色落ちします。
ほんのりとグレーのくすみ感が残るので、柔らかさのある髪色は維持しやすいです。
「ブリーチなし」グレージュの色落ち過程

ブリーチなしのグレージュは、初めにグレーが薄くなり、ベージュのような色合いになります。
最終的には、染める前の髪の明るさに戻りやすいです。
色落ちしても髪の赤みを抑えやすく、ナチュラルで落ち着いた印象を保てます。
グレージュの色落ち後は汚い?
色落ちした後の髪が汚い色になった経験がある方は、グレージュの色落ち後が心配になるかもしれません。
ENOREでも、他の美容院でグレージュに染めたとき「仕上がりはすごく気に入ったけれど、色落ち後の髪色が好みではなかった」というお話を伺うことがあります。
それはブリーチをしてからグレージュを染めたときに、色落ちで金や緑になったケースです。
ここからはグレージュで金・緑に色落ちするのを防ぐ方法と、対処法を解説します。
ケース1.グレージュの色落ちで金になる

ブリーチありのグレージュで金になるのは、染めてから2〜3か月程度経過している場合が多いです。
ブリーチ後にオンカラーをしても、期間が経って染めた色素が完全に流れ出てしまうと、金っぽくなりやすいです。
ブリーチをしてからカラーをするのであれば、1か月~1か月半に一度はカラーをするのが理想的でしょう。
グレージュの色落ちで金になるのを防ぐ染め方

ブリーチありのグレージュで金に色落ちさせたくない方は、ベージュの割合を薄めにして染めるのがおすすめです。
グレージュは、グレー(灰色)とベージュ(黄みよりの薄茶色)を組み合わせたカラーです。
ベージュの割合を少なくすることで、グレーの色味が強くなり、くすみ感が続きやすくなります。
さらに、黄色を抑える効果のある紫を少し混ぜると、金っぽさが和らぎます。
グレージュの色落ちで金になった髪の対処法

グレージュで金に色落ちしてしまった場合は、紫シャンプーを使用するのがおすすめです。
紫シャンプーは黄色を抑える効果があるので、金っぽさが和らぎます。
スモーキーな色が好きな方は、アッシュシャンプーやシルバーシャンプーも効果的です。
ただし、毎日使うと色味が濃く入る場合もあるので、3日~4日に1回程度の頻度で使用してくださいね。
ケース2.グレージュの色落ちで緑になる

ブリーチありのグレージュで、緑に色落ちするケースがあります。
「なぜ緑になるんだろう?」と不思議に思いますよね。
グレージュに含まれるグレーには、少し青みがあるからです。
青みとブリーチ髪の黄色が合わさることで、色落ちが緑っぽくなる場合があります。
グレージュの色落ちで緑になるのを防ぐ染め方

ブリーチありのグレージュの色落ちで緑になるのを防ぐには、ブリーチの回数を増やすのがおすすめです。
ブリーチを2~3回することで、髪の黄みが抜けやすくなります。
その上からグレージュで染めると、グレーの青みと髪色の黄色が合わさりにくくなるんです。
グレージュの色落ちで緑になった髪の対処法

ブリーチありのグレージュで緑に色落ちした髪には、シャンプーの回数を増やしてみましょう。
1日に2~3回シャンプーをすることで、髪に染まった色素が外に流れやすくなり、緑っぽさが薄くなります。
シャンプーを頻繁にすると、髪の油分が奪われてパサつきやすくなるので、しっかりとトリートメントで保湿してくださいね。
また、緑っぽさを抑えられる赤シャンプーやピンクシャンプーで洗うのも方法のひとつ。
くすみ感が出るので、緑っぽさが和らぎます。
一方、薄い緑になっている場合は、赤やピンクの色味が出る可能性もあります。
心配な方は、赤シャンプー・ピンクシャンプーに普通のシャンプーを混ぜて、色素を薄めて使うとちょうどよいです。
そもそもグレージュが色落ちする理由は?

ヘアカラーは髪内部に薬剤が浸透し、発色することで髪が染まります。
しかし、髪がダメージを受けたり、濡れたりするとキューティクルが開きやすくなり、色素が外に流れ出てしまいます。
実は、私たちが毎日髪を洗うために使用する水道水も、色落ちしやすくなる原因のひとつ。
通常、髪は「弱酸性」の性質があるので、キューティクルは引き締まった状態です。
しかし、水道水は「中性」の性質なので、髪を濡らすとキューティクルが開きやすくなります。
お風呂に入ったり髪を洗ったりするときに、色落ちしやすくなるんです。
グレージュの色落ちを防ぐ方法は?
グレージュをまったく色落ちさせないようにするのは難しいですが、色落ちをゆるやかにすることは可能です。
そこで重要になるのが、染め方とホームケアの仕方!
グレージュの色落ちを防ぐ6つの方法を見てみましょう。
1.ブリーチなしのグレージュに染める

グレージュの色落ちを防ぐには、ブリーチなしで染めるのがおすすめです。
ブリーチはパワーが強く、キューティクルが傷ついたり髪内部の構造を変化させたりするので、色持ちが悪くなります。
グレージュの色味を長持ちさせることを優先するなら、ブリーチなしで染めてくださいね。
一方、どうしても明るく透明感のあるグレージュに染めたい方もいるでしょう。
そんな方は、脱色しながら髪の補修ができる「ケアブリーチ」で、髪への負担を少なくしながら染めてください。
「シュワルツコフのファイバープレックス」というケアブリーチは、
- 髪の健康な部分を保護して弾力を守る
- ダメージしている部分の強化ができる
ので、色落ちを防ぎたい方は試す価値がありますよ。
▼普通のブリーチと「シュワルツコフのファイバープレックス」ケアブリーチの仕上がりの違いは、ENOREの比較画像で、チェックしてみてくださいね。
2.暗めのグレージュに染める

希望の明るさより、少し暗めのグレージュに染めると色が長持ちしやすくなります。
ヘアカラーは暗めになるほど色素が濃くなり、髪に色味が長く残るからです。
暗めから少しずつ色が抜けて明るくなる、グレージュの色の変化も楽しめます!
3.ダメージレスなカラー剤で染める
一般的なカラー剤は、アルカリ性のものが多く、髪を傷めてしまうことで色が抜けやすくなることがあります。
カラーをするときは、なるべく髪への負担をかけにくいカラー剤で染めると、グレージュの色素が髪に残りやすくなります。
おすすめは、健康な髪と同じ性質を持つ「弱酸性カラー」です。

弱酸性カラーは、キューティクルを開かずに薬剤が浸透するのが特徴。

髪への負担が少なく、優しく染められるので、続けるほど色持ちがアップします。
ENOREは、せっかく染めた美しい髪色が長く楽しめるよう、オリジナルで開発した「弱酸性カラー」で染めています。

保湿力も高いので「スルンと髪がまとまる」とお客様から嬉しいお声をいただくことも!
▼ENOREの「弱酸性カラー」について詳しくはこちらをご覧ください。
4.お湯の温度は38度程度にする

グレージュに染めた髪を洗うとき、お湯の温度は38度程度にしましょう。
お湯の温度が高くなるほど、キューティクルが開きやすくなり、染めた色素が外に流れやすくなります。
冬に38度程度で髪を洗うと冷たく感じることもあるので、頭を下にして髪だけを濡らすように洗ってくださいね。
5.アミノ酸シャンプーで洗う

アミノ酸シャンプーで洗うと、色落ちを防ぎやすくなります。
シャンプーの洗浄力が強いと、髪内部に染めた色素が洗い流されてしまうからです。
アミノ酸シャンプーは洗浄力がマイルドなので、髪や頭皮に優しく洗えるのが特徴。
グレージュの色味を守りながら洗えて、髪もしっとりまとまりやすいです!
まだ使ったことのない方は、ぜひアミノ酸シャンプーをお試しくださいね。
6.ヘアアイロンの温度は160度以下にする

グレージュに染めた髪にヘアアイロンやコテをする場合は、温度を160度以下に設定しましょう。
ヘアカラーは熱に弱いため、高温すぎると色素が薄くなることがあります。
とくにロングヘアで毛先だけにヘアアイロンを入れていると、毛先だけ色が抜ける場合も。
ヘアアイロンは、160度以下でサッと通すように心掛けてくださいね。
色落ちまできれいなグレージュに染めるならカラーが得意なENOREへ
ENOREはグレージュなど、ヘアカラーの色落ちを計算して染めるのが得意な美容院です。
髪のことだけでなく、色彩学も深く学んでいるので、染める色だけでなく色落ち後まで予想できるんです。
ヘアカラーをするときは、お客様の染める前の髪色や髪質だけでなく、持っているメラニン色素の状態も見極め、理想のグレージュになるよう薬剤をブレンドします。

「色落ちはどんな色がよいか」
「色落ちでこんな色になるのはイヤ」
などがあれば、色味を打ち消す「補色」となるカラーをミックスして、色落ちをコントロールします!
「色落ちが早くて困る」「色落ちで汚い色になった」という経験がある方は、ぜひENOREにお任せくださいね。
ここからは、ENOREで染めたグレージュの色見本を紹介します。
色見本1.ブリーチありのグレージュ

圧倒的な透明感を放つ、ブリーチありのグレージュです。
ツヤっと輝く髪色は、友人から「そんな色に染めたい」と思われること間違いなし!
色見本2.ブリーチなしのグレージュ

柔らかい質感とほどよいくすみ感がおしゃれなグレージュです。
ブリーチなしの暗すぎず明るすぎない絶妙なトーンは、色落ちしても美しいニュアンスを保てます。
色見本3.アッシュグレージュ×ハイライト

アッシュグレージュのハイライトを入れたスタイルです。
染める前の髪色はオレンジっぽさがありましたが、アッシュを混ぜることで赤みを抑えてクールなトーンに!
透け感と立体感が増して、今っぽい雰囲気の髪色になりました。
色見本4.アッシュグレージュ×細かめハイライト

アッシュグレージュでもハイライトの入れ方を細かめにすると、よりスタイリッシュな印象になります。
細かめハイライトのおかげで色落ちしても自然なグラデーションになり、根元の伸びも目立ちにくいです!
まとめ

ブリーチありのグレージュは、1~2週間程度で明るめのベージュ系に色落ちします。
ブリーチなしのグレージュは、1か月程度でベージュっぽくなり、最後には染める前のトーンに近くなります。
グレージュを長持ちさせるには、次の6つの方法をお試しください。
- ブリーチなしのグレージュに染める
- 理想より暗めのグレージュに染める
- ダメージレスな「弱酸性カラー」で染める
- お湯の温度は38度程度にする
- 洗浄力がマイルドなアミノ酸シャンプーで洗う
- ヘアアイロンの温度は160度以下にする
ENOREは色彩学に精通しているので、色落ちまできれいなグレージュに染められます!
ケアブリーチ・弱酸性カラーのご用意もあるので、しっとりまとまる髪に仕上がります。
ぜひENOREで、美しさが長く続くグレージュに染めてみませんか?