グラデーションカラー失敗例を徹底解説!原因・解決策・対策
2025/06/28
こんにちは!デザインカラーと弱酸性カラーが得意な美容院ENORE(エノア)東京店スタイリストの高橋です。
グラデーションカラーはオシャレで人気なスタイルですが、技術が必要なため失敗例も多くあります。
グラデーションカラー後に
「仕上がりがイメージしてたのと違う…」
「グラデーションの境目が不自然…」
と残念な思いをしてしまった方も少なくありません。
この記事では
- グラデーションカラーの失敗例と原因
- 失敗したグラデーションカラーはどうする?解決策を紹介
- 失敗したグラデーションカラーは自分で直せるのか
- 【実際のBefore・After公開】グラデーションカラーの失敗を自然な仕上がりに
- グラデーションカラー後はヘアケアが大切!ホームケアのポイントを紹介
- 【Q&A】グラデーションカラーを失敗した際によくある質問
をご紹介します。
もしかして「失敗された?」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
グラデーションカラーとは

グラデーションカラーとは、根元から毛先に向かって少しずつ色が変化するヘアカラーです。
色の境目がはっきりせず、自然に色が移り変わることで、1色だけでは表現できない奥行き感やオシャレな雰囲気を演出できます。
根元が暗めで、毛先にいくにつれて明るくなるようなスタイルが一般的です。
明るさやカラーバリエーションが豊富で、印象的なデザインはもちろん、派手すぎないこなれたスタイルまで幅広く表現できます。
グラデーションカラーの失敗例と原因

グラデーションカラーの失敗例を、考えられる原因と一緒にご紹介します。
グラデーションになっていない

ツートンのように色がはっきり分かれ、自然なグラデーションになっていない状態。
本来のグラデーションカラーは、根元から毛先へ自然に色が移り変わるのが特徴ですが、失敗すると色の境目がくっきりしすぎてしまい、不自然な印象になります。
失敗の原因は、以下のような理由が考えられます。
- カラー剤の塗布量や塗布位置が適切でない
- 色をぼかす工程が不十分
- 適切な放置時間が守られていない
技術的な経験不足や、髪の状態に合っていない薬剤の選定ミスによって起こることが多いです。
希望していた髪色と違う

毛先はしっかり希望色になったのに、グラデーションの部分が失敗してしまう状態。
たとえばアッシュ系のカラーにしたかったのに、境目が緑になってしまったなど。
失敗の原因は、以下のような理由が考えられます。
- ブリーチやカラーの放置時間が足りなかったまたは長すぎた
- 過去に施術したカラーや縮毛矯正などが影響した
- 塗布のテクニックが不十分で、境目を自然にぼかせなかった
- カウンセリング時に美容師とイメージを共有できていなかった
希望の髪色にならなかったのは、カラー技術の不足だけではなく、事前のカウンセリングや髪の状態、カラー履歴による影響が複雑に絡み合っている場合が多いです。
髪の毛がチリチリになった

グラデーションカラーをした部分の髪質が変わり、チリチリした見た目や、ゴワゴワした手触りになった状態。
グラデーションカラーでは、毛先に明るさを出すためにブリーチを使用することがほとんどです。
しかし、ブリーチは非常に髪への負担が大きく、髪の状態を正しく見極めずに施術すると、深刻なダメージに繋がります。
失敗の原因は、以下のような理由が考えられます。
- ブリーチの回数が多すぎた
- ブリーチの放置時間が長すぎた
- 髪のコンディションをきちんと見極めないまま施術した
- 施術後、適切な処理をしなかった
その結果、髪の毛がゴワゴワ・チリチリになってしまい、ツヤや手触りが大きく損なわれることもあります。

失敗したグラデーションカラーはどうする?解決策を紹介

失敗されたグラデーションカラーはどうすればいいか、解決策をご紹介します。
カットする

グラデーションカラーの範囲が狭い場合は、失敗した部分をカットするという選択肢があります。
せっかく可愛くしようと思って伸ばした髪を切るのは残念に感じるかもしれませんが、カットによって得られるメリットもあります。
- 不自然な部分がなくなるので見た目の印象を良くできる
- 傷んだ部分を取り除けるため、髪の手触りや質感が改善される
- スタイルがまとまりやすくなり、今後のカラーも綺麗に入る
髪のダメージや仕上がりが気になる場合、プロに相談しながらカットの有無を検討しましょう。
明るい部分or暗い部分に合わせて染め直す

グラデーションカラーが上手くいかなかった場合は、髪の明るい部分または暗い部分、どちらかに合わせて全体を染め直すという方法があります。
再度カラーを行うため髪には多少の負担がかかりますが、色のバランスが整い、仕上がりが自然に見えるようになります。
もし同じ美容室で染め直しを依頼する場合は、事前のカウンセリングが非常に重要です。
気になるポイントや違和感を具体的に伝え、希望する仕上がりを明確に伝えましょう。
- できるだけ早く相談する
- カラー履歴を正確に伝える
- 希望する明るさや色味を正確に伝える
理想の髪色のイメージ画像を持参するのもオススメです。
視覚的に伝えることで、美容師との認識のズレを防げます。
失敗したグラデーションカラーは自分で直せるのか

結論から言うと、失敗したグラデーションカラーを自分で直すのは非常に難しいため、オススメできません。
グラデーションカラーの修正には、専門的なカラーの知識や、塗り分ける技術が必要です。
自己判断で修正しようとすると、色ムラができたり、さらに不自然な仕上がりになってしまうリスクが高くなります。
市販のカラー剤を使えば手軽にできそうに見えますが、薬剤のパワーが強いため髪への負担が大きく、さらなるダメージを引き起こす可能性もあります。
仕上がりを綺麗に整えたい場合や髪をこれ以上傷めたくない場合は、セルフでの修正は避けて、美容室でプロに相談することが最も安全な方法です。

【実際のBefore・After公開】グラデーションカラーの失敗を自然な仕上がりに

グラデーションカラーの失敗にお悩みの方もご安心ください。
ENOREでは、グラデーションカラーの修正にも対応しています。
弱酸性カラーで変わる!実際のお客様Before・After 〜2つの実例ご紹介〜
実際のお客様のBefore・Afterを写真でご紹介します。
▼実例1

Before | After |
ブリーチによるダメージで、髪が広がってしまうことにお悩みのお客様。 髪の中間から毛先にかけて明るくなり、パサつきも目立ちます。 | ENORE弱酸性カラーで毛先まで均一なカラーに仕上げました。 ベースカラーはアッシュ、毛先はバイオレットを配合し、目立っていた黄みを抑えました。 |
ENOREでは、グラデーションカラーの失敗で生じた毛先のチリチリや色ムラを、自然で美しい仕上がりに修正いたします。
▼実例2

Before | After |
ブリーチ履歴があるお客様。 色が変わる境目がはっきりと分かりやすくなっており、毛先も褪色が目立ちます。 | 色味をしっかりと出したいというご希望に応え、弱酸性カラーとアルカリカラーをミックスして調合しました。 深みのあるバイオレットが髪に美しく映え、上品な仕上がりになりました。 毛先までツヤツヤです。 |
施術履歴や髪の状態にもよりますが、失敗したグラデーションカラーも美しい色味に仕上げることが可能です。
▼ブラウンからピンクに変化するグラデーションカラー

失敗したグラデーションカラーを明るい部分に合わせて染め直した場合、仕上がりはこのようなイメージになります。
明るさを活かしつつ、ムラや不自然な色の差をなめらかに整えることで、全体のバランスが良くなります。
ただし、髪の状態や元のカラーによっては、数回の施術が必要な場合もあるため、専門的な知識を持つ美容師にしっかり相談しながら進めましょう。
ENORE弱酸性カラーを詳しく解説!ケアブリーチもご紹介

ENOREでは、通常のカラーに比べて髪や頭皮へのダメージが少ないENORE独自の弱酸性カラーを採用。
一般的に使用されるアルカリ性の薬剤とは異なり、健康な頭皮や髪と同じ弱酸性の性質を持っているため、優しい施術が可能です。
キューティクルを開かずに染めるため、髪内部の栄養成分の流出を最小限に抑え、カラー後もダメージを受けにくい健康的な状態をたもつことができます。
また、高い保湿力によって髪にまとまりと弾力が生まれ、柔らかくツヤのある仕上がりになります。

さらに、ケアブリーチを組み合わせることで、ダメージを最小限に抑えつつ美しい仕上がりを実現します。
グラデーションカラーには通常ブリーチが必要ですが、ENOREでは髪への負担を抑えるためにシュワルツコフの「ファイバープレックス」を採用しています。

(出典:Schwarzkopf Professional FIBREPLEX)
この薬剤は、通常のブリーチに比べて髪へのダメージを大幅に抑えられるのが特徴です。
すでに傷んでいる髪を強化しながら、ダメージの進行も防ぎつつ脱色できるため、髪の健康を守りながらグラデーションカラーを楽しめます。
グラデーションカラーのやり直しを検討している方は、ぜひ一度ENOREにご相談ください。
グラデーションカラー後はヘアケアが大切!ホームケアのポイントを紹介

グラデーションカラー後は、カラーの色持ちを良くするためにもホームケアが大切です。
とくにグラデーションカラーでは、毛先を中心にブリーチや複数のカラー剤を使用することが多いため、ホームケアがカラーの持ちや髪の健康状態に大きく影響します。
以下のポイントに気をつけることで、美容室で仕上げた綺麗な状態を長持ちさせることができます。
- 髪が濡れたらすぐに乾かす
- アイロンは高すぎず低すぎない温度設定
- ヘアケアアイテムにもこだわる
髪は一度ダメージを受けると元には戻らないため、施術後のケアを怠ると、色落ちだけでなくパサつきや枝毛といったトラブルにも繋がりやすくなります。
ヘアケアアイテムを選ぶ際は、以下のポイントを参考にしてください。
ヘアケアアイテム | オススメなポイント |
シャンプー | アミノ酸系シャンプーなら、マイルドな洗浄成分で優しく洗い色落ちを防ぐ |
トリートメント | 補修成分や保湿成分に優れたものなら、しなやかでまとまる髪に |
アウトバストリートメント | ドライヤーやアイロンの熱や摩擦から髪を守る |
髪用のUVスプレー・帽子・日傘など | 紫外線から髪を守る |

【Q&A】グラデーションカラーを失敗した際によくある質問

グラデーションカラーの失敗に関する疑問にお答えします。
Q.色がすぐに抜けてしまって、ブリーチだけが目立ってきました。
A.グラデーションカラーは褪色が早いので、色落ちは避けにくいです。
自宅ケアとしてはアミノ酸系シャンプーがオススメです。
また、「カラーシャンプー」や「カラートリートメント」は洗浄成分が強いものが多いため、週2〜3回程度を目安に、様子を見ながら使用してください。
紫シャンプーも黄ばみ防止に効果的です。
Q.毛先だけ金髪っぽくなってしまい、浮いて見えます。どうしたらいいですか?
A.理想的なのは、美容室で低明度のカラーを重ねて「深み」をプラスする方法です。
一時的な応急処置としては、「紫シャンプー」や「シルバーシャンプー」を使って、黄ばみや明るさを抑える方法があります。
毛先が少し落ち着いて見えるようになります。
Q.思ったよりグラデーションが目立たない
A. 変化が見えにくい場合、明度差が足りなかったり、コントラストが弱すぎた可能性があります。
再度カラーを入れることで調整は可能ですが、髪のダメージを考えて2週間ほど開けるのが望ましいです。
次回は希望の「グラデーションの強さ」を写真で伝えると、イメージ共有がしやすくなります。
Q.グラデーションカラー失敗しないための対策はありますか?
A.グラデーションカラーで失敗しないためには、美容室選びと要望を細かく伝えることが大切です。
要望 | 理由 |
グラデーションカラーが上手な美容室を選ぶ | ・グラデーションカラーが得意な美容室を選ぶことで、失敗のリスクを最小限に抑えられる ・技術がある美容師は薬剤の選定や塗り分けが上手なので、必要以上に傷ませることなく施術してくれる |
カウンセリング時に細かく要望を伝える | ・自分の理想としているイメージを共有できる ・口頭で説明するのは難しいため、髪色やグラデーションの雰囲気がわかる画像を用意することで伝わりやすい |
まとめ
グラデーションカラーはオシャレで人気の高いスタイルですが、その分、高い技術力が求められるデザインカラーでもあります。
グラデーションカラーは、
- グラデーションになっていない
- 希望していた髪色と違う
- 髪の毛がチリチリになった
などの失敗例が多くあります。
グラデーションカラーに失敗してしまった場合でも、カットや染め直しによって修正する方法があります。
失敗をそのまま放置してしまうと、不自然な見た目やさらなるダメージの原因になる可能性があります。
まずは信頼できる美容師に状態を見てもらい、状態に合った解決策を検討しましょう。
ENOREでは、髪と頭皮に優しい弱酸性カラーやケアブリーチを使用し、グラデーションカラーの失敗修正にも対応しています。
ダメージや色ムラの修正は、早めの対応がカギになります。
「グラデーションカラー失敗かも…?」と思ったら、そのまま我慢せずにご相談ください!