白髪染めのリタッチ|健やかで美しい髪と頭皮を手に入れる3つのポイント
2024/03/18こんにちは!髪質改善と弱酸性カラーが得意な美容院ENORE(エノア)です。
髪が伸びると気になって仕方がない「白髪」
そんな白髪を染める為に活用するのが「リタッチ」ですが、白髪染めのリタッチについてあまり詳しく知らない方も多いのではないでしょうか?そこで今回は
・リタッチについて
・白髪染めリタッチの適切な頻度
・リタッチのメリットとデメリット
・白髪染めはフルカラーとリタッチどっちが良いのか?
・白髪染めのリタッチで髪や頭皮が老けるのか?
・リタッチに関する質問集
などリタッチについて気になっている皆さんに根掘り葉掘りお話ししていきたいと思います。途中、髪質改善が得意なエノア流の「健やかで美しい髪や頭皮を維持する為のポイント」についてもご紹介させていただきますので、是非最後までご覧ください!
目次
リタッチとは?
リタッチとは「根元染め」とも言われるように、根元の新しく生えてきた部分だけを染める技術の事です。
リタッチの頻度は「何ヶ月に1回」がベスト?
白髪染めのリタッチの頻度は「1ヶ月に1回」のペースで行う方が多いです。
ですが人によって白髪量も気になり方も変わってくるので、自分に合ったベストな頻度を美容師さんと決めて計画的に染めていくのがお勧めですよ!
参考に。「白髪量に対する白髪染めの頻度」
白髪量10%〜30% | 平均1ヶ月半〜2ヶ月 |
白髪量30%〜50% | 平均1ヶ月〜1ヶ月半 |
白髪量50%以上 | 平均3週間前後 |
白髪染めリタッチのメリット・デメリット
「メリット」
「ダメージを抑えることが出来る」
根元の新しく生えてきた部分だけを染め毛先は染めないので、その分髪への負担を減らせます。
「根元を染めるだけでも若々しく見せてくれる」
白髪が染まってくれるので、それだけでも若々しい仕上がりになります。
「パーマや縮毛矯正の仕上がりも良くなる」
毛先へのダメージを避ける事で、パーマや縮毛矯正をする前に髪の良い状態を保てるので仕上がりもアップしやすい。
「デメリット」
「カラーチェンジが難しい」
毛先の色に合わせて根元を染めるので、リタッチだとカラーチェンジが難しくなります。
「高い技術力が必要」
根元部分だけを染めるので、しっかりとした技術を持った人が染めないと「色ムラ」や「染め残し」「毛先部分との境目が染まっていない」「そもそもリタッチ部分と毛先の色が合ってない」などトラブルが起きてしまいます。
〜フルカラー(全体染め)とリタッチ(根元染め)どっちが良い?〜
髪への負担を減らす為には「リタッチ」を活用するのが◎毛先の色落ちが気になる場合はフルカラーで毛先にも色味をプラスしてあげるのがお勧めです。
ただ人によって「ずっとリタッチだけの方」「毎回フルカラーの方」「髪の状態によってリタッチ・フルカラーを両立する方」など様々。自分に合った染め方がありますので、「どうやって染めるか?」に関しては美容師さんと自分の髪について話し合いながら決めてあげましょう!
リタッチ向きの方 例)地毛と同じ色に染めたい・ダメージを出来るだけ抑えたい・白髪量が多く高頻度で染めたい
リタッチは頭皮や髪を老けさせる?って本当?
カラー剤で髪を染めるとどうしてもカラー剤の化学物質が付く為、頭皮や髪への刺激やダメージが蓄積されていき、どうしても頭皮や髪の老化を促進させる1つの原因になってしまいます。中でも白髪染めは白髪をしっかりと染める分 着色力が強く、さらに頭皮にしっかりと塗布していくので、おしゃれ染めで染めるよりも負担が大きくなりやすい。しかも頻度高く染める方が多いのでその分余計にダメージが蓄積されやすい心配があります。
※ブリーチ、ハイトーンカラーなど白髪染め以上にダメージしやすいカラーもあるのでご注意ください。
とは言っても白髪は気になりますし「白髪染めしないとやってられない!」そんな方も多いはず。そこで白髪染めをする時はこの後ご紹介する3つのポイントに気をつけていただくと、健やかで美しい頭皮や髪を維持しやすくなりますよ!
【エノア流】白髪染めのリタッチを続けても「健やかで美しい髪を保つ」ポイント
⑴頭皮や髪に優しい弱酸性カラーで染める。
定期的に白髪染め自体を髪や頭皮に優しいカラー剤で染める事で、出来るだけ髪や頭皮へのダメージを減らしてあげる事が大切。いろいろなカラー剤がありますが、エノアでも使われている弱酸性カラーは髪や頭皮と同じ「弱酸性」の性質を持っていて、普通の白髪染めに比べて60%もダメージを抑える事が出来ます。髪を染めるのでダメージは0になりませんが負担を最小限にまで減らす事で、健やかで美しい髪を維持しやすくなっていきます。
※60%ダメージを抑えられるのはエノアオリジナルの弱酸性カラーになります。カラー剤によってダメージは変わってきますので、ご注意ください。
※頭皮の色素沈着、刺激を減らす為に白髪染め前に保護クリームと保護スプレーも行います。
↓エノアの弱酸性カラーとは?
⑵白髪染めと一緒に「エノア髪質改善トリートメント」で不純物除去!頭皮環境を整える。
白髪染めだけではなく、カラー全般、パーマ、縮毛矯正をすると
髪のダメージの原因「残留オキシ」「残留アルカリ」
髪のエイジングの原因の1つ「活性酸素」
が発生します。この不純物が頭皮や髪に蓄積されると、白髪が増える1つの原因になったり、頭皮のエイジングを促進させたり、頭皮や髪がダメージしやすくなったりと色々悪さをしてしまうので、白髪染めと一緒に「残留オキシ」「残留アルカリ」「活性酸素」除去効果のある『エノア髪質改善トリートメント』で頭皮環境や毛髪環境を整えてあげましょう。
※元々、刺激が弱く髪に優しい弱酸性カラーを使っても頭皮や髪への影響は0にはなりません。しっかりと髪質改善トリートメントで整えてあげるのがお勧めです。
↓エノアの髪質改善トリートメントについて
⑶お家でもしっかり頭皮ケア!
お家でもしっかりと頭皮ケアをしてあげて、頭皮環境を整え健やかな頭皮作りをしましょう。頭皮は意外とダメージにさらされています。乾燥・紫外線・定期的な白髪染め。なのでしっかりと日常的にケアしてあげる事で頭皮に蓄積されるダメージを出来る限り減らしてあげて、白髪が異常に増えるのを予防したり、健やかな髪が生えやすくなる土壌作りをするのが大切です。
健やかな髪が生えてくるようになると、髪の綺麗を保ちやすくお手入れも楽になりますよ!
↓おすすめの頭皮ケアアイテムはこちら
白髪染めリタッチに関する質問集
Q1「最低何週間空けてリタッチしたほうがいい?」
頭皮のターンオーバーを考えると出来れば「4週間以上」空けてリタッチしてあげるのがおすすめです。
それ以上短い頻度でリタッチを続けると、ターンオーバーでお肌の細胞が生まれ変わる前に再び染める事になり、白髪染めに含まれる化学物質が頭皮に蓄積されやすくなり、頭皮の炎症やエイジングのリスクが高くなってしまいます。
とは言っても白髪量が50%を超えてくるとどうしても2週間ほどで、分け目が真っ白になってくると思います。気になって仕方ないですし、仕事の都合上染めないといけない方もいるはず。4週間以上あけるのが難しい方々はもちろん仕方ないので、染めちゃってもOKです!
ただ染める時は先程ご紹介したように「ダメージレスな白髪染め」「白髪染めをしたら頭皮の不純物除去をする」「毎日しっかりとスカルプケアをしてあげる」事を意識してあげてください。しっかりと気をつけてあげる事で、髪や頭皮への負担はだいぶ減らす事が出来ますよ!
Q2「白髪量が多いけど白髪染めの頻度を減らしたい。どうすればいい?」
白髪量が多いけど、白髪染めの頻度を減らしたい方は「白髪カバー用のマスカラ」を活用するのがおすすめです。気になる分け目や顔まわりを一時的に色づけて、白髪を目立たなくしてくれます。ただこの時使用するのは「シャンプーで落ちる」タイプの商品を使ってください。髪が染まるタイプのマスカラを使ってしまうと今後の白髪染めに影響してしまう可能性が高いです。
他にも
・ヘアスタイルやスタイリングを工夫
※髪表面に白髪が多いと誤魔化しきれない
・ハイライトで白髪ぼかし
※ハイライトデザインが好きな方ならOK。ただし基本的にブリーチを使うため、髪がダメージしてお手入れが大変になります。デザインが気に入って染めたいと思った方以外は後悔の原因になるのであまりお勧めしません。
・白髪染めシャンプーやトリートメントで染める
※毛先まで染まってしまい、「色ムラ」や「毛先が黒くなってしまう」「毛先がバサバサゴワゴワになる」「白髪染めの際に影響が出て綺麗に染まらない」などのトラブルが起きてしまうので×
などの方法もありますが人によって合う合わないがあったり、髪のことを考えると絶対にやらないで欲しい事もありますので、気になる事がありましたらお気軽にエノアスタイリストにご相談ください。
Q3「全体染めとリタッチのペースはどのくらいにすればいい?」
リタッチは計画的に染めていき、毛先の色落ちが気になる時は全体染めにするくらいの意識で大丈夫です。エノアだとリタッチする方は1ヶ月〜1ヶ月半のペースでご来店いただき、毛先が色落ちする方は2回に1回全体染めをする方が多いです。
色落ちの度合いは人によって変わりますので、美容師さんと相談して自分にぴったりのペースを決めてくださいね!
Q4「白髪染めは何歳から始めればいいの?」
白髪染めは白髪が増えてくる「40歳」くらいから始める方が多いですが、人によって白髪の増え方や気になり方は変わってくるので、〇〇歳になったらというよりは「白髪が気になり始めたら」白髪染めを始めるタイミングです!
Q5「白髪染めのリタッチをセルフでやってもいいですか?」
白髪染めのリタッチ技術は結構難しく、頭の部分によって染まりやすさが変わりますし、人によって塗布量も違います。その為、リタッチのセルフカラーをやっている方の多くが
・色ムラになってしまっている
・染まっていない
・毛先まで染まってしまい、毛先が沈んで黒っぽくなっている
・頭皮の刺激で炎症が起きてしまった
(市販のカラー剤はパワーが強い。また頭皮の状態を確認出来ないので、傷に塗ってしまう事がある)
などトラブルや失敗が起きてしまいます。なので出来れば美容院で染めてもらうのがお勧めです。
↓白髪染めリタッチのセルフカラーが気になる方はこちらの2つの記事をご覧ください。
Q6「いつも白髪染めはリタッチばかりやっているんだけどそれでも大丈夫?」
いつもリタッチばかりやっていても大丈夫ですよ!
特に地毛の色に近い髪色にしている場合は髪の状態が良ければ、毛先はほとんど色落ちしてこないと思います。
(エノアでいつもリタッチだけ行っている方の髪)
なのでリタッチばかりでも大丈夫!ただ、毛先が色落ちしてきたり、全体をトーンアップしたい時などは全体染めの必要が出てくる事もあります。自分がどんな髪色にしたいのか美容師さんに伝えて、その時はリタッチでいくのか、全体染めにするのか話し合って決めてくださいね!
Q7「白髪染めをしている髪のおすすめのホームケアアイテムはありますか?」
白髪染めをしている髪は、白髪染めで定期的に受けるダメージはもちろん。髪のエイジングにより痛みやすく繊細な状態です。なのでホームケアでは「ダメージケア」だけではなく「ダメージレス」な効果があるホームケアアイテムを使いましょう。特に
こちらの3つのアイテムがお勧めです!
↓白髪染めをしている髪のホームケアについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
リタッチは全体染めに比べて髪への負担を抑えられるメリットがあり、自分の白髪量や髪質に合わせた頻度で染めてあげる事で、綺麗な髪を維持することも出来ます。
ただ毛先の色落ちが気になる事があったり、理想の髪色によってはフルカラーで染めてあげた方が理想の仕上がりに近くなる事も。人によってリタッチで白髪を染める事が合うか合わないかは変わってくるのでしっかりと美容師さんとお話しして決めてください。
そして、しっかりと頭皮や髪への負担を減らしながら染めてあげる事が大切です。白髪染めは白髪さえ染められればOKという訳ではありません。健やかで美しい髪を維持してあげないと、白髪が染まってもゴワゴワな髪で老けた印象になってしまいますので、是非こだわってくださいね!
最後までご覧いただきありがとうございました。
これからもまた「白髪染め」について発信していきますので、チェックしていただけたら嬉しいです!