【危険】意外と知らない落とし穴!? カラーのダメージで断毛寸前??
2022/11/20
こんにちは!
ENORE青山店の島野 響(シマノ ヒビキ)です!
僕の自己紹介記事もございますので、併せて読んで頂けると幸いです!
皆さま、カラーをする際にダメージについて気にされたことはございますか?
カラーをしたら傷んだ、毎回カラーとセットでトリートメントしてるから大丈夫、切れ毛がいっぱい出てきたなど色んな方がいらっしゃると思います。
カラーをして綺麗な色に染まっても、それによって髪が傷んでしまったら悲しいですよね。。。
そこで今回はカラーをするとなぜ傷むのか、また、傷みやすいカラー剤の特徴、傷みにくいカラー剤の特徴を徹底解説していきたいと思います!
目次
ヘアカラーの原理
ヘアカラーとは簡単に説明すると髪の毛にあるメラニン色素(これがある事によって黒髪になっている)を分解(脱色)することで色を定着させています。
その過程で髪表面にあるキューティクル(※)をカラー剤に含まれるアルカリ剤が開くことで薬剤を髪の毛内部に浸透させているのですが、この作用が髪の毛を傷ませている原因なのです!
※髪の毛1番外側にあり、外部の刺激から守ったり髪の毛の水分や栄養(タンパク質)が失われないように保護する役割があります。
キューティクルが1度こじ開けられると勝手に元に戻ることはないので放置していたら外に栄養が出ていってしまったり外的刺激によって髪の毛内部までダメージが行き届いてしまうのです。

これは僕の髪の毛なのですが、ブリーチを繰り返したり、カラーをした結果髪が傷んで毛先は切れてパサパサするなどこのような状態になってしまいます。
傷みやすいカラー剤の特徴
カラー剤の傷みやすさは、ズバリ ”アルカリ量” によって決まります。
先ほど説明した通り、髪の毛を明るくするときキューティクルをこじ開けるのですが、アルカリ量が多いほど開く度合いが大きくなり薬剤の浸透率が良くなります。
インスタなどでブリーチをしないとできないような淡い色や鮮やかな色をブリーチ無しでできます!などと書かれているようなところは注意した方が良いです!
勿論、ブリーチをするよりかはダメージを抑えることはできますが通常のカラーと比べるとかなり傷みます。

この方はイルミナカラーを繰り返しされていたのですが、ブリーチをした方と変わらないくらい明るく色が抜けているのに比例して切れ毛、枝毛ができて傷んでしまっています。
だいたいブリーチを2回したのと変わらないくらい毛先の方は傷んでいます。
勿論、カラーのダメージだけでなくアイロンを使ってスタイリングされる方は熱によるダメージも加わるのでより傷むことになります。
このようにアルカリ量の多いカラーはメリットとしてブリーチをしなくてもかなり明るいトーン、発色の良い色味を楽しむことができますが、デメリットとして通常のカラーと比べるとプラスして傷みが伴い、繰り返しする事によってブリーチ毛と変わらないくらいになってしまうことがあります。
なのでこのようなカラーをする場合には十分に注意し、美容師さんに相談したい上で行っていくことをおすすめします。
傷みにくいカラー
先ほども説明したのでお察しの良い方は気づかれていると思いますが、傷みにくいカラーとはさっきとは逆で “アルカリ量の少ない” ものです!
世の中にはダメージレスカラーと謳われているものがありますが、そのほとんどが微アルカリ、または弱酸性カラーになります。
当店でも基本的に弱酸性カラーを使ってカラー施術を行っているのですが、アルカリが入っていないカラー剤になるので髪の毛に負担がほとんどかからないです。アルカリのカラー剤と比較するとだいたい4分の1以下のダメージでカラーをすることができます。
ダメージを抑えられるというメリットがあるのですがデメリットも存在します。
それはアルカリが含まれていないので髪の毛を明るくすること(トーンアップ)ができないのです。
なので1度はアルカリの力を使って明るくしなくてはいけないのですが、1度明るくしてしまえばそのあとは弱酸性のカラーでダメージを抑えながらカラーを楽しめるのでおすすめです!
僕を指名してきていただいた場合は髪の毛のダメージが気になっているか、今後どんな髪型にしたいか、綺麗にしていきたいのか、とにかくカラーを楽しみたいのかなどお客様の理想のイメージをお聞きし髪の毛の状態を見させていただいた上でカラー剤を選定するので、安心してご来店くださいませ!
before after 集

ディープパープル。
暗いトーンでも色味が欲しい方、透明感のあるカラーにしたいという方におすすめです!
黒染めではなく色もしっかりとおちるので、引き続き明るいカラーを楽しむこともできます。

ダークグレーカラー。
髪を黒くしたいけど真っ黒にはしたくない方、黒髪でも透明感が欲しい方におすすめのカラーです。濃いグレーを入れることで重すぎない印象になります。

ブルーブラック。
ハイトーンからトーンダウンしたいけど黒くするのは嫌、今後明るいカラーをする可能性があるという方におすすめのカラーです。青の色味が入っているので暗くてもしっかりと髪色を楽しんでいただけます。

ディープパープル×ワインレッド。
2つのカラーを合わせることで、赤すぎず、明るすぎない絶妙なカラー。紫の色味があることで大人っぽさもでて女性に一押しのカラーです!

ピンクベージュ。
色落ちで綺麗な淡いカラーにするために少し濃いめに色を入れているので、カラーが退色する過程もしっかりと楽しんでいただけます!弱酸性カラーを使っているのでブリーチで傷んだ髪の毛にも優しく、負担をかけることなく染めることができます!
これらは弱酸性カラー 8250円で施術しております。

お客様の口コミ

いつも沢山なりたいイメージを伝えてくださるおかげで理想のイメージを共有できていて助かってます!
メニュー 弱酸性カラー 7700円

初めてのご来店でしたが艶感のある綺麗なカラーになってよかったです!
メニュー 弱酸性カラー 7700円

弱酸性のカラーは何回か同じカラーで染めると色もちが良くなっていくので、赤みが気になることも無くなっていくと思います!今後も綺麗なカラーを保てるようにケアも頑張っていきましょう!
メニュー 弱酸性カラー 7700円
びきおの質問コーナー
Q1 塩基性のカラーはどうなの?
A.塩基性のカラーも傷みにくいカラーに分類されます! ただ普通のカラー剤に比べて色落ちが早い、ある程度ベースが明るくないと色が入らないというデメリットがあり、色素が残留しないというメリットがあります!
Q2 なんとなくわかったけどどうやって美容室選べばいいの?
A.弱酸性のカラー剤は取り扱っている美容室は少ないのでホームページやホットペッパーなど見たいただけると記載されていると思います! わからない場合はお電話して聞いてみるのが良いかと◎
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はカラーのダメージについて書きましたが、綺麗な髪のままできる範囲で色を楽しみたい方、傷んでもいいからカラーを楽しみたい方色々あると思います。
僕のおすすめとしては最初のトーンアップ、リタッチはアルカリカラーをして、色味を入れるだけ、トーンダウンをする場合はアルカリの力は必要ないので弱酸性カラーでやることを推奨します!
一緒に綺麗な髪を保ったままカラーを楽しんでいきましょう!
また、カラー剤を傷みにくいものでやっていくのもすごく重要なのですが、同じくらい自宅でのケア(ホームケア)も大切になってきます。
ドラッグストアなどに並んでいる市販のシャンプー剤には汚れを落とすための洗浄成分が強く含まれているため、必要以上に洗い落としてしまうためキューティクルが傷ついたり、カラーの色落ちスピードを促進させてしまいます。
なのでトリートメントももちろん大切なのですが、お使いのシャンプーにも目を向けていただきたいと思います。
これからも皆様の髪を綺麗にするための情報を発信していくのでこの記事を読んでご来店してくださった際は次はこれについて書いてほしい、ネットに載ってるあの情報って本当なの?などの意見やご要望をいただけると幸いです!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
では次の記事でお会いしましょう!