「白髪染めとカラーの違いって何?」どっちが良いのか選び方教えて!
2024/02/28こんにちは。髪質改善と弱酸性カラーが得意な美容院ENORE(エノア)です。
「白髪染めと普通のヘアカラー(おしゃれ染め)ってどう違うのか?」知っている方少ないと思います。そこで今回は白髪染めと普通のヘアカラー(おしゃれ染め)の違いや、どっちを選べば良いのか?までしっかりお話ししていきますね。
実は白髪染めと普通のヘアカラー(おしゃれ染め)には大きな違いがあります。
それを知る事で失敗するリスクを減らす事が出来ますので是非最後までご覧ください!
目次
白髪染めと普通のヘアカラー(おしゃれ染め)の違い
色素(メラニン)が髪で作られなくなったり、髪まで色素を届けられなくなって出来た白髪は普通の黒髪とは大きな違いがあります。
それが髪のベースカラー。白髪と黒髪の大きな違いは皆さんもお分かりの通り「髪の色」です。ただ髪の色が違うだけの様に感じるかもしれませんが、それはヘアカラーにとって大きな違い+問題になってくるんです。
白髪を普通のカラー(おしゃれ染め)で染めると白髪が染まらないor浮いてしまう。
白髪と普通の黒髪を染める時の事を分かりやすく説明するには、まず「画用紙に絵を描く」イメージをしてみてください。
白髪は→「白い画用紙」
黒髪は→「黒い画用紙」
例えばそこにピンクの絵の具で色を塗るとしましょう。すると、、
白い画用紙はピンク色がそのまま綺麗に出ると思います。
ですが、黒い画用紙にはピンクの色が黒色に馴染んでほんのり色づくかな?程度に見えると思います。
では白髪と黒髪がどっちもある、白髪が気になる方の髪を画用紙でイメージしてみましょう。
きっとこんな感じ↓になるかなと思います。
ではそこに絵の具でピンク色を塗ってみます。すると
こんな感じで白髪部分が浮いて染まってしまうんです。画用紙でイメージすると、染色しか出来ないですが、髪をヘアカラーで染める場合、ヘアカラーのピンクの色が発色しやすいように、色素を入れる前に髪の色を脱色する事によってピンク色を綺麗に発色させていきます。なのでもう少し、黒髪部分は明るくトーンアップ出来ますが、それでも白髪部分との色のギャップはかなりあるので「白髪が染まっていない」「白髪が浮いてキラキラして見える」仕上がりになってしまうんです。
白髪染めは染料に違いがある!
なので白髪染めの場合は白髪以外の髪との馴染みが良くなる様に「ブラウンベース」の色になっています。実際にカラー剤の色見本で見るとこんなに違うんです↓
白髪にはないブラウンの色素を入れる事で白髪が目立たなくなり、しっかりと白髪が染まるんですね!
白髪染めとカラー(おしゃれ染め)はどっちが傷む?
基本的には白髪染めの方が染料がたくさん入っていて、髪に色素を入れる力が強いので白髪染めの方が髪が傷みやすく髪がゴワつきやすい傾向があります。ただ使用するカラー剤によって髪に与える負担は大きく変わってきます。特にブリーチやハイトーンカラーの場合は髪の脱色力がとても強いので、白髪染め以上に髪が傷んでしまう事もあるので注意が必要ですよ!
「白髪染め」「普通のヘアカラー(おしゃれ染め)」のメリット・デメリット
白髪染め
〜メリット〜
・白髪がしっかり染まる。
〜デメリット〜
・基本的にカラーチェンジが難しい。(使用するカラー剤と髪の状態による)
・暗めの髪色がほとんど。(約7〜8トーン以下)
・毛先がゴワつきやすい。(カラー剤によってはしっとり柔らかな仕上がりに出来る)
カラー(おしゃれ染め)
〜メリット〜
・カラーチェンジがしやすい。
・暗い色から明るい色まで多彩に表現出来る。
〜デメリット〜
・白髪がしっかり染まらない。
・明るいカラーは脱色力が強くパサつきやすい。
白髪染めとカラー(おしゃれ染め)どちらがいい?
白髪染めか普通のカラー(おしゃれ染め)か迷う方は
「白髪をしっかり染めたいかどうか」
に注目してどっちにするか決めましょう。
白髪染めがおすすめのお悩み・髪の状態
白髪染めを使うとしっかり白髪が染まってくれるので
・白髪が気になって仕方ない。
・白髪は多くないけど、キラキラ光って見えるのが嫌。
・白髪量が10%以上になってきた。
・暗い髪色が好き。(暗い髪色は白髪が目立ってしまうので)
・白髪ぼかしカラーや明るい髪色で染めても誤魔化せなくなってきた。
などの方は白髪染めがおすすめです!
普通のカラー(おしゃれ染め)がおすすめのお悩み・髪の状態
普通のカラー(おしゃれ染め)の場合、白髪はしっかり染まらず黒髪部分との差が出てくるので
・白髪はそこまで気になっていない。
・内側の方など目立たない部分に白髪がある。
・白髪があまり多くなく、明るい髪色が好き。
などの方は普通のカラー(おしゃれ染め)がおすすめです!
白髪染めは美容院によって表現出来る色が大幅に変わるので要注意!!
最初にお話しした通り、白髪染めと普通のカラー(おしゃれ染め)のカラー剤は基本的に別になっています。ただメーカーによっては白髪染め・おしゃれ染め兼用のカラー剤があったり(7〜8トーン以下になりますが)美容院で扱っている白髪染めのメーカー、日頃取り揃えている白髪染めの色の種類も違う為、
「美容院によって白髪染めで表現出来る色の数が大幅に変わる」
ので注意が必要です。白髪染めでも幅広い色の表現が可能で、おしゃれ染めっぽいおしゃれな色で染められる美容院もあれば、ほぼ同じ色でしか染められない事もありますので自分のなりたい色によっては美容院選びをしっかり行ってあげましょう。
もしおしゃれ染めっぽい綺麗な髪色にしたい方は、エノアでは「白髪染め用」「白髪染めおしゃれ染め兼用」「おしゃれ染め用(白髪染めにブレンドすることが出来る)」のオリジナルカラー剤を豊富に準備しています↓
(取り扱っているカラー剤の一部になりますがピンクだけでこれだけの種類があります。↑)
ここからさらに、お客様の希望の髪色に合わせてオリジナルブレンドする事で、さらに豊かな髪色の表現が可能です。「もっちり艶々に仕上がる」人気の弱酸性カラーのご用意もありますので、是非お気軽にご相談くださいね!
白髪染めに見えない?!おすすめの髪色・色見本
透明感とおしゃれな抜け感で人気No.1「アッシュ」
※ハイライト+アッシュ(白髪染め)
アッシュは暗めの髪色でも適度な透明感を出してくれるので、おしゃれに仕上がります。また奇抜すぎず、平凡すぎない色合いは多くの方から支持される人気カラー!どんなファッションとも相性が良く合わせやすいのも嬉しいポイントです!
艶々美髪を目指すなら「パープルブラウン」
年齢と共に髪も傷みやすくパサつきやすくなってしまいますよね、、。パサつくと髪が綺麗に見えないし悩んでいる方も多いのでは?そんな時は「パープルブラウン」がおすすめです!しっとりと艶やかに髪を見せてくれるので、髪を艶々にしたい方は是非お試しください。他の色に少しパープルをブレンドするだけでも艶感がアップします!
ふんわりカジュアル外国人風の仕上がり「マットブラウン」
髪の赤みをしっかり抑えて、軽やかで柔らかく髪を見せてくれるのがマットブラウンの魅力!重たく見えないのでおしゃれ染めっぽさがしっかり出せます!
色持ち良し!上品な「ナチュラルブラウン」
色持ちの良さを考えると「ナチュラルブラウン」も一押しです!暗すぎない色合いだと、意外と白髪染めっぽく見えないですし、綺麗で上品な仕上がりになりますよ。
大人可愛い「ピンクブラウン」
可愛い色合いがお好きな方に人気なのがピンクブラウン。ほんのりとベールを被った様に色づく髪色はとっても可愛いです!ビビットな色でもないので、肌馴染みも良くお顔の血色を良く見せてくれますよ!
お客様からいただいた質問集
Q1「白髪染めを止めておしゃれ染めにするのはあり? 」
「白髪染め→おしゃれ染め」に移行するのはもちろん可能です。
ただ今まで白髪染めをしていた部分はトーンアップやカラーチェンジがしにくい状態になっています。なので、白髪染め部分が無くなるまでは白髪染め部分と馴染みの良いカラー(暗髪カラーなど)をしてあげましょう。(ブリーチで髪を無理やり明るくする事も出来ますが、髪が傷みヘアケアなどが大変なのでお勧めできません。)また、おしゃれ染めに移行する時はしっかりと「いつまで白髪染めをしていたか」を美容師さんに伝えてください。伝えておかないと、根元部分は明るく・白髪染め部分は暗く「逆プリン」の様に仕上がってしまう可能性が高いです。
Q2「美容院に行った時に白髪染めの頼み方はどうすればいい?」
白髪染めをお願いする時は
・理想の髪色の画像
・今までの施術履歴
(縮毛、パーマ、カラーなどは特に!髪の状態が大きく変わってくるので教えてください!)
・普段のヘアケア・スタイリング方法
(ヘアケアの仕方も教えていただけると、髪の状態がより詳しく予想&的確なアドバイスも出来ます。)
・髪のお悩み、どんな髪になりたいか
などをお話ししていただけると嬉しいです!もちろん。美容師側からもお客様の髪に合わせて質問させていただきます。お話しするのが苦手、、。という方は美容院に行く前に、箇条書きでも良いので携帯にメモしておくと緊張した時にも伝え漏れなどが起きにくくなると思います!美容師側としてはお客様が考えている事やお悩みを小さな事でも知りたいと思っています。「忙しそうだから、、」「迷惑じゃないかな、、」と不安な気持ちになる事もあるかもしれませんが、全然気にせずたくさんお話ししてくださいね!カウンセリングは美容師にとっても、お客様にとっても大切な時間なので!
Q3「白髪染めで普通の髪を染めてもいい?」
白髪染めで普通の髪を染めても構いませんが、白髪染めをすると「カラーチェンジしにくくなる」「髪がダメージし、ゴワつきやすくなってしまう」などのデメリットが出てきてしまうので、白髪が気にならないようでしたら白髪染めではなく普通のカラー(おしゃれ染め)で染めてあげるのがおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
白髪染めと普通のカラー(おしゃれ染め)は染料に大きな違いがあります。なので自分の白髪量やなりたい髪色、髪の状態に合わせてカラー剤を選んであげましょう。お一人で考えても不安な事や分からない事はたくさんありますし、白髪染めで染めた方が良いのか悩んで決められない事もあると思います。なのでどうか一人で悩まず、プロである美容師に相談してくださいね!
エノアでも髪質改善や弱酸性カラーが得意なスタイリストがいますので、メニューに迷っていても大丈夫です。是非お気軽にご予約いただければ幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
この記事が皆さんの疑問を解決するきっかけになれば嬉しいです!