初めての方必見!「黒染めスプレー」の上手なやり方と落とし方
2024/08/20こんにちは!髪質改善と弱酸性カラーが得意な美容院ENORE(エノア)です。
就活やバイトの面接など、、1日だけ黒染めしたい。そんな方におすすめなのが
「黒染めスプレー」です!!
実際に筆者自身も黒染めスプレーを使用した事が何回かありますが、その時に失敗した事やもっとこうしてやった方が良いなと思った事があったので、今回は私自身の経験も踏まえた上で
・黒染めスプレーのメリット、デメリット
・黒染めスプレーのやり方
・黒染めスプレーの落とし方
などについてお話ししていきますね!これから黒染めスプレーを使おうと思っている方は是非ご覧ください!
目次
黒染めスプレーって何?
「1日だけ髪を黒くしたい!」そんな時におすすめなのが黒染めスプレー。
名前通りスプレータイプの染料で、美容院に行かなくても自宅で簡単に髪色を黒く出来ます。黒染めスプレーの粒子が髪表面に付着して髪を黒く見せているだけなので、シャンプーで簡単に落とす事が出来るんです。
黒染めスプレーのメリット・デメリット
「メリット」
・元の髪色を変えず、一時的に黒髪に出来る
就活用の証明写真の撮影や、就活・バイトの面接、お葬式の時など落ち着いた髪色にしたい時にかなり役立ちます。
・簡単に買える
売ってる場所が気になる方も多いと思いますが、黒染めスプレーはドラックストアや通販などで簡単に買う事が出来ます。急に必要になった時でも出来るのが助かりますよね!
「デメリット」
・ムラが出たり不自然な仕上がりになりやすい
スプレーするのが甘い部分があるとすぐムラになってしまいますし、髪表面をコーティングするように色素が付くので、髪が絡んでゴワゴワになります。不自然な仕上がりになりバレやすいのが残念!
・準備と染める手間が掛かる
黒染めスプレーをする時は色々と準備物が必要です。また染める手間が掛かるのがめんどくさい!筆者が黒染めスプレーを使った時はショートヘアをしっかりムラなく染めるのに20分近くかかりました。
・服や肌、壁、衣服などに染料がついてしまう
スプレーなので染める時に周りの床や壁、顔や首元にどうしても染料がついてしまいます。またシャンプーやシャワーで簡単に落とせる分、汗や雨などで髪が濡れてしまうと色落ちしたり、服の襟に染料が染みてしまう事もあります。
・髪がダメージする事も
ヘアカラーをするよりはダメージの心配はいりませんが、長時間染料がついたままは髪への負担になってしまいます。
「おすすめの黒染めスプレーは?」選び方のポイント
では実際に使ってみたい時、黒染めスプレーはどれを選べばいいのか?4つのポイントがあります!
①サラッとした自然な仕上がり
黒染めスプレーの商品の中にはバリッと不自然な仕上がりになるものもあります。特に面接など誰かと会う予定がある時は黒染めスプレーを使ったのがバレやすいので、出来るだけ「サラッと指通りが良く」「自然な仕上がり」になる商品を選びましょう。
②速乾性・耐湿性がある
黒染めスプレーは出かける前に使用するので、すぐに乾く速乾性のある商品の使用がおすすめ!またお出かけ先で汗や雨などでの色落ち、衣服への色移りを防ぐために耐湿性もあるとさらに◎です!
③トリートメント成分配合
髪への負担が少ない黒染めスプレーですが、ヘアカラーで元々傷んだ髪の上に使いますからトリートメント成分が配合されていてヘアケア効果のある商品を使いましょう。中には紫外線カットも期待できる商品があります。
④白髪専用と黒髪専用をしっかり使い分ける
白髪に色素が付着しにくいので白髪専用の黒髪スプレーというものがあります。白髪ではないのに白髪専用を使ってしまうと思った以上に真っ黒く仕上がってしまうので、しっかり「白髪専用か?黒髪専用か?」確認してから商品を購入しましょう。
黒染めスプレーの使い方
〜染める時に必要なもの〜
・黒染めスプレー
・汚れても良い前開きの服
・スタイリングに必要な物(スタイリング剤、トリートメント、髪ゴムなど)
・カットクロスorゴミ袋
・ワセリンなどお肌に塗るクリーム
・ラップ
・新聞紙、チラシなど
・マスク
・クリアファイル(必要あれば)
①襟のない前開きが出来る服を着る
スプレー後、服に色素が付いてしまったりヘアセットが崩れないように襟の付いていない前開きの服を着ます。
※就活スーツなどを着てスプレーすると色がついてしまう可能性があるので、汚れてもいい服を着て染めましょう。
※今回襟なし前開きの服を持っていなかったので、薄手のパーカーのフードを内側に折り込んで着ました。
②服が汚れないように「カットクロス」または「ゴミ袋」を付ける
100均でも売っている散髪用のカットクロスを付けて服に色がつくのを防ぎます。また、カットクロスをわざわざ買わなくても、大きなゴミ袋に頭を出す穴を開けて被る方法もおすすめ。ゴミ袋だと使い終わった後そのまま捨てられるのでとっても楽です。
③顔まわり、生え際、首周りをガード
顔まわり、生え際はワセリンなどクリームをしっかり塗って色がついても落としやすいように!首周りはラップを巻いてガードしましょう。特に首周りのラップは必須!首後ろは特に汚れやすいのでしっかり巻いておきましょう。
筆者はラップのガードが甘くて↓
スプレーで汚れてしまいました。
④髪をスタイリング
ブローしたり髪を巻いたり、スタイリングしてから黒染めスプレーは使うのがベストです!髪を結ぶ方もこの時点で結んでおきましょう。結んでから黒髪スプレーをした方が綺麗に仕上がります。
スプレー後はこの様に↓
パリパリになりますので、先にスタイリングがおすすめです。
⑤お風呂場に新聞紙やチラシを敷く
染める時は色素がついても掃除しやすいようにお風呂場がおすすめ!ただ賃貸の場合掃除しても万が一取れなかったら怖いので、新聞紙やチラシを敷いて保護しましょう。それでも壁や床に付いてしまったら、すぐにシャワーで洗い流すと落としやすいです。
⑥マスクをする
スプレーの粒子を吸い込まないようにマスクをしましょう。
※匂いがこもるので換気扇も同時に回しておきましょう。
⑦スプレー缶をしっかり振って
黒染めスプレーは使用前にしっかり振って使います。商品によって振る回数は変わってくるので使用方法をしっかり確認しましょう。
⑧髪表面を中心にしっかり染めます
目立つ髪表面を中心に、ムラにならないようチェックしながら染めていきます。顔まわりや耳周りを染める時は新聞紙やクリアファイルなどで顔をガードしながら染めましょう。後ろ部分は見えなくて特にムラになりやすいので出来れば家族や友人にチェックして染めてもらうのがおすすめです。
⑨乾くまで触らない!
乾いていないのに触ると色落ちしてしまうので、しっかり乾くまで待ちましょう。乾いてから着替えるようにすると色移りもしにくいです。
↓乾く途中で触ると
付いてしまいます(汗)
〜黒染めスプレーの乾く時間は?〜
髪に吹きかけた量や商品によって変わってきますが大体2〜3分ほどで乾きます。もっと早く乾かしたい方はドライヤーの弱風を使って乾かすことも出来ますが、ヘアスタイルが崩れない様に気をつけてくださいね!
⑩乾いたらお肌の汚れを落とす。
乾いたらお肌に付いてしまったスプレーの汚れを取ります。ウェットティッシュなどで擦ると落ちますよ。耳の中が汚れる事もあるので、耳の穴などは綿棒で落としましょう。
〜完成〜
簡単に黒髪になりました!
黒染めスプレーの落とし方
黒染めスプレーを落とす時は髪を痛めないように「優しく」「丁寧に」が鉄則!黒髪スプレーを使うと髪も乾燥しているのでヘアケアにもこだわってあげましょう。
※ヘアケアに関しては普段からこだわってあげると髪の調子がとても良くなります。ヘアカラーもしていますし是非気をつけてあげてくださいね。
①目の粗いコームで優しくブラッシング
黒髪スプレーを使うと髪が染料で絡まってしまっているので、目の粗いコームで毛先から優しくほぐしてあげましょう。手櫛が通るぐらい絡みが取れると、スムーズに髪を洗えます。
※絡みがひどい時、無理やり引っ張らないようにしてくださいね。切れ毛や枝毛になってしまいます。
※この後のシャワーでさらにほぐれていきますので、ここで完璧に絡みを取らなくて大丈夫です。
②シャワーでしっかりすすぐ
何分も時間をかけてまずはしっかりと髪を濯いでいきます。お湯の黒っぽさがなくなるくらいが目安です。ここで髪の絡みが取れていなかった方は、優しく手櫛でほぐしてください。しっかり染料を落としておくと、この後のシャンプーが楽になりますよ!
③トリートメント効果の高いシャンプーで洗う
黒染めスプレーを落とす時、シャンプーで皮脂を取りすぎないようにトリートメントやコンディショナーをまず使ってからシャンプーをする場合もありますが、最初から「洗浄力が優しく」「トリートメント効果の高い」シャンプーを使えばそんな心配は入りません。
特に「高品質なアミノ酸シャンプー」になると、一般的なトリートメント以上にトリートメント効果が高い商品もあります。普段使いすると髪の状態もこのように↓
大きく改善されますので、普段使いにも黒染めスプレーを落とす時にもとってもおすすめです!
↓アミノ酸シャンプーとは?
↓エノアのおすすめシャンプー
④色素が気にならなくなるまで洗う
色素が気にならなくなるまで髪を洗ってあげましょう。色素がしっかり付いていると感じる時は「濯ぎ→シャンプー」を何回か繰り返してあげると綺麗になってきますよ。
「泡立ちが良くなる」のも髪の汚れが落ちたサインにもなります。ちなみに筆者は今回3回シャンプーを行いました!
⑤あとはいつも通りヘアケアをして、すぐに乾かす!
シャンプーが終わったらいつも通りトリートメントなどヘアケアして、すぐに乾かせばOKです!
頻繁に黒染めスプレーをする場合は「ヘアカラー」がおすすめです。
黒染めスプレーはたまに使うにはとっても便利な染め方ですが、染めて落とすのに手間がかかりますから、
・頻繁に染める必要がある
・一定期間髪を暗くしないといけない
場合には向いていません。そんな時はヘアカラーをしてしまう方が楽ちん。
色持ちさせたい期間に合わせて染め方のコントロールも出来ますし、「弱酸性カラー」などダメージレスでしっとり艶やかに仕上がるカラー剤もありますから、是非お気軽に美容師さんに相談してくださいね。
↓黒染めの色持ちをコントロール出来る!
↓弱酸性カラーって?
「黒染めスプレー」についての質問集
Q1「白髪カバーにも使えますか?」
白髪専用でしたら使えます!ただトップの生え際や顔まわりなど、部分的にカバーしたい場合は「マスカラタイプ」の白髪カバーの方が馴染みがよくお手軽です。ですので、スプレータイプは髪全体に使う場合のみおすすめですよ!
Q2「黒染めスプレーで何回使える?」
髪の長さや毛量によって変わってきますが大体「3〜5回分」くらいです。
髪が長い方だと1回分でギリギリ、もしくは少し足りない時もあります。心配な方は2本準備しておいたり、頻繁に使う方でしたら大容量タイプを購入しても良いかもしれません。ショートヘアの筆者は1本で5回使えました。
Q3「黒染めスプレーはバレやすい?」
残念ながらバレやすいです。染め方が甘くてムラになっていたり、汗などで顔周りが黒くなってしまったり、特に指通りの悪い不自然に仕上がる商品を使ってしまうと黒染めスプレーはバレます。
自然に仕上げても、近くで見たり、分かる人には分かるので、バレたらマズイ場合は最初からヘアカラーで染めてしまっても良いかもしれません。
Q4「黒染めスプレーでおすすめ商品はありますか?」
人それぞれの好みもあるので、絶対にこれが間違いない!とは言い切れないのですが、私が知っている商品の範囲内だと
⭐️美容院のカラー剤なども製造販売しているメーカーが出している
→「ダリヤの『Palty |カラーフォーム』」
⭐️同じメーカーの商品ですが、潤い成分配合で髪を労りたい人におすすめの
→「ダリヤの『Palty |ターンカラースプレー』」
⭐️今回の記事でも使った速乾性でサラサラな手触り
→「マンダムの『GATSBY |ターンカラースプレー』」
などがおすすめです。
Q5「黒染めスプレーをしてもちゃんと色は落ちますか?色素沈着が心配です。」
基本的に黒染めスプレーはシャンプーすればしっかり落ちるようになっています。ただ、、
・白髪用の黒染めスプレーを使った。(染料が濃く髪が染まりやすい)
・ブリーチを何回もしていて金髪。(ブリーチ毛は髪が傷み、色素沈着しやすい状態)
の場合は髪に色素沈着してしまう事もあります。絶対に色素沈着しないとも言い切れませんので、ご注意ください。中途半端に色素沈着して、髪がまだらな色合いになるよりは、美容院でカラーリングしてもらった方が最終的に髪色のコントロールがしやすい事もあります。特に金髪の方は色素沈着しやすいので、不安がありましたら是非頼れる美容師さんに相談してみてください。
Q6「お団子などで髪を結びたい!その時はどうやって黒染めスプレーを使えばいい?」
スプレーをしてから髪を結ぶのは大変なので、髪を結ぶ予定のある方は先に結んでから黒染めスプレーを使いましょう。
・ムラになりづらく綺麗にやりやすい
・周りに飛び散りにくくなる、服に付きにくくなる
などのメリットもあります。特に髪が長い方は髪を下ろしていると服にもつきやすいですし、たくさんスプレーを使うことになります。でもお団子でコンパクトにまとめておけば、服につきにくいですし、スプレーの節約にもなりおすすめです!
Q7「メンズの黒染めスプレーも同じやり方で良いですか?ワックスでスタイリングもしたいです!」
はい!メンズの方も今回ご紹介した方法で大丈夫です。ワックスでスタイリングしたい場合は、事前にセットしておいて仕上げに黒染めスプレーで髪を黒くしてあげてくださいね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
黒染めスプレーは1日だけ黒髪にするにはとっても便利なアイテムです!ただ「バレやすい」「ムラになりやすい」「色移りする」など欠点もありますので、
・商品選び
・黒染めスプレーのやり方
は、しっかり丁寧にしてあげてくださいね!
最後までご覧いただきありがとうございました。
この記事が皆さんの疑問を解決するきっかけになれば嬉しいです!