ヘアカラーの持ちをよくする為に必要な事
2023/01/26こんにちは!ENORE青山店、店長の沼崎です!
カラーをして一週間、二週間で色が落ちてしまった。。。
なんて経験をされた方も多いと思います。
実際、お客様を担当させていただいている中でも
「髪の色を長持ちさせる方法はありませんか」という質問をカラーをしているほとんどの方からされます。
色落ちするのが嫌でいろんなお店でカラーをしてみたり、いろんなシャンプーやトリートメントを試したりしている方も少なくないのではないでしょうか?
そこで本日、ご紹介させていただくのはヘアカラーが髪に染まる簡単な仕組みと簡単に色が落ちてしまう原理、そして色持ちをよくする方法をご紹介していきます!
目次
ダメージの原因、アルカリを極限までにカット。弱酸性カラーでツヤと透明感のある質感に!ENOREオリジナル弱酸性カラーで持ちの良くなる髪を構築する
カラーを繰り返しても繰り返してもすぐに色抜けしてしまうのが気になる。
そういった方には弱酸性カラーがおすすめです。
多くの方は一回一回のカラーのダメージを軽視してしまうので、ダメージが蓄積してしまい次のカラーをするときに色持ちが悪くなってしまう。というのをずっと繰り返しています。
なので、ここを一度ストップさせない限り色持ちが良くならないというのを繰り返してしまう訳です。
弱酸性カラーをおすすめする理由はこちら
・ダメージが少ない
・毎回毛先まで入れることができる
・しっかりと色を発色させる事ができる
・ツヤ、透明感が出やすい
・縮毛矯正、パーマを同時に施術する事ができる
・カラーをする度に手触りが格段によくなる
・色持ちが良くなる
といいところがたくさんあります。
カラー剤は種類がたくさんあり、美容室によっても何を重視しているかでかなり変わってきます。
綺麗な発色ができるカラー剤はたくさんあってもダメージを抑えられるカラーはかなり少ないです。
なので、一回一回のカラーのダメージを意識的に抑える事ができなければ、ずっと色持ちの悪さを悩み続けなければならなくなります。
この機会に是非一度お試しください!
初めての方はセットメニューで20%オフになります!
弱酸性カラー+トリートメント 10130円
お電話やラインで直接聞きたいことなどあればお気軽にご相談ください
お電話の際は「沼崎のブログを見た!」とお伝えください!
エノア青山店電話番号
☎︎ 03−6447−0904
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髪が染まる原理
髪の内部の組織は3層からなりそれぞれ名前がキューティクル、コルテックス、メデュラと言います。
髪の一番表面にくるキューティクルは皆さんも一度は聞いた事がありますよね!
髪を染める上で重要になってくるのが2層目にあたるコルテックスの方になります。
コルテックス内にあるメラニン色素の量が多いか少ないかで色の明るさが決まってきます。
よくカラーをしていない人でも髪色が茶色っぽい人っていますよね??あれはメラニン色素の量が普通の方より少ないのでカラーをしていなくても茶色っぽく見えるわけです。
少し話は脱線しますが、日本人はメラニン色素の中でもユウメラニンという赤褐色や黒の色素の基となるメラニンが多いため、赤茶っぽい色味になりやすいです。
本筋に戻ります。カラーをする際にはメラニン色素を脱色しそこに色が入る事でカラーチェンジができるわけです。
脱色?!と思いますよね??
そうなんです。脱色です。ブリーチをしなかったとしてもトーンアップをする事で髪内部の色素は抜けているのです。
カラーを経験した事がある方は分かると思いますが、元が黒髪の状態で初カラーをした時、明るくなりましたよね?その後、染めた部分が自然に黒髪になることは無かっと思います。
つまり、一度でもカラーをするとその部分のメラニン色素は抜けてしまい、抜けた部分に色を入れる(ヘアカラー)とその色になる。そのカラー剤によりまたメラニン色素が抜ける。抜けた部分に色を入れる(ヘアカラー)というループをみなさま繰り返されているわけなのです。
また話は脱線しますが、カラーの回数が少なければ少ないほど元のメラニン色素は多く残ります。メラニン色素(ユウメラニン)が多く残ると赤茶っぽい色になってしまいます。一回のカラーで叶えらる色の幅が少ないのはこの為です。
ですが少ないカラー回数でメラニン色素を抜く方法があります。
もうお分かりの方もいらっしゃるかと思いますが、ブリーチです。
ブリーチは脱色のみを行うものですので、ブリーチをすると色素が抜けやりたい色にしやすくなります。逆に言えば、元あるメラニン色素を抜いているわけなので色落ちも当然早くなります。
カラーをする際に色持ちをよくするポイントは元あるメラニン色素を多く残す事!
と言われてもこれは美容室側の話になるので次の章ではみなさまができる色持ちをよくする方法をお伝えします。
ヘアカラーの色持ちをよくする方法
先ほどはカラーの原理からご説明させていただきました。
みなさまが気にされるのはカラーをした後の話ですよね?ご安心ください。この章ではカラー後のケアについてと色落ちし辛い髪を作る方法を解説させていただきます。
①シャンプートリートメントの考えを見直す
ヘアカラーをした当日はシャンプーをしない。というのは基本的な事なのですが、翌日以降のシャンプーも改善するべきポイントがいくつかあります。
まず、ヘアカラーをした際、色が抜けてしまう一番の原因はシャンプーとトリートメントです。
髪は濡れると少しキューティクルが開きます。開くとキューティクルの内側にあるコルテックスまで簡単に到達してしまいます。
シャンプーは濡れた髪の状態で行いますので、濡れた髪を手で擦ると強い摩擦が生じ、そうすることで髪が負担になり色素が流出してしまいます。
シャンプーをする時は基本的に優しくマッサージをするようにやっていただくと髪への負担は最小限に抑えられ、色持ちもよくなります。
自分の髪に合うシャンプーを使う
濡れた髪というのは思った以上に傷みやすく繊細な状態です。
シャンプーは基本的に毎日行なっている方が多いですが、シャンプーの中にある洗剤の量によっても色持ちの良し悪しは変わってきます。
市販の物を否定するわけではないのですが、一般的に売られているものは泡立ちが異常に良く、洗浄効果も強いのが特徴です。
洗浄効果が強い方が良さそうな気がするのですが、髪を洗う際、濯ぎの段階で8割の汚れは落ちていると言われています。
ですので、強すぎる洗浄効果のあるシャンプーを使っていると洗いすぎている可能性が高いです。
皆様も想像してみてください。色素が入りたてのものを強い洗剤でゴシゴシ洗ったとしたら。。
当然せっかく入れた色は抜けてしまうのは簡単に分かると思います。
かといって何のシャンプーが自分に合っているかなんて分からないですよね。
一番簡単な方法は、いつも担当してもらっている美容師さんに教えてもらう事です。長年通っているなら尚更、髪毛の事は髪のプロに聞くのが一番確実です。
決まった美容室がない場合は、信用できる美容師さんを探すところから始めましょう。
自分一人じゃたどり着けなかったヘアケアの答えを美容師は知っています。
そうすることで無駄にいろんなシャンプーやトリートメントを買ったりする事がなくなりますので、結果的にコスパも良くなります。
家でトリートメントする時は、時間を置かない
よく、市販で売られている中でも比較的高めのトリートメントを購入し家でやっている時に時間を置く方がいらっしゃるのですが、あれはやめた方がいいです。
トリートメントの物によってはまた変わってくるのですが、先ほどからの説明である通り、髪は濡れるとキューティクルが開きます。
そうすると髪内部への浸透はよくなるのですが、その反面浸透しすぎてしまって髪の色が外に流出してしまう危険性があります。
家でトリートメントする際は、全体に満遍なくつけてその後は荒目のくしを使って梳かすのが一番効率がよく無駄に痛ませない方法です。
②アイロンの使用を最小限にする
アイロンは知っての通り、高温で髪の形を曲げたりストレートにできたりする便利な物です。
ですがこれも使用方法を誤ると色持ちが悪くなってしまいます。
髪の色というのは基本的に熱に弱いです。実際はアイロンに限らずなのですが、紫外線やシャワーを浴びる時の温度なども影響します。
中でもヘアアイロンは120℃以上の温度で使用することがほとんどですので、カラーをしてから一週間はアイロンの使用を最小限にし、温度は高くても160℃以下に設定できると良いでしょう。
豆知識ですが、ヘアカラーのアッシュなどの寒色系の色は紫外線などの熱で退色しやすく、ピンクなどの暖色系の色はお湯の温度に弱いなど色味によってもヘアケアの仕方は変わってきます。
③毎日しっかり乾かす
何度も言うように、髪が濡れているとキューティクルが開いた状態です。できる限りこのキューティクルが開いている時間は最小限に抑えるのが吉です。
この時に、オイルやクリームなどの保湿性の高いものを使えるとより効果的です。
④髪を傷ませないように心がける
つらつらと語っておりましたが結果的にはこの一言に限ります。
髪の毛は傷んでいれば傷んでいる程キューティクルが開いた状態になります。
そうすると、色を入れてもそのまま外に出て行ってしまいます。
髪が傷んでいる方の髪の特徴は暗くなりやすく、また明るくなりやすい髪です。⇦に当てはまる方は髪のダメージが心配な状態です。
ですので根本的に髪を傷ませない状態を作っていく事が大切になります。
髪のダメージの8割は美容室での施術によるものだと言われています。つまり、髪を綺麗にするつもりで美容室に行っているつもりでも実際は髪を傷めてしまっているパターンがほとんどなのです。
では具体的にどのようにしたら髪への負担を最小限に抑えた施術をする事ができるのか。
それは、弱酸性領域での施術を心がける事です!
髪は元々弱酸性という領域に存在していて、カラーやパーマをする時にアルカリ性の方に移動します。これにより必要以上にキューティクルが開いてダメージになってしまいます。
この時に、弱酸性領域ないでカラーやパーマをする事ができたら髪への負担を最小限に抑えることができるのです。
こうする事で無駄に髪を傷めずにいろんなヘアスタイルを楽しむ事ができ、色落ち防止にもつながるのです!
Q&A
Q.髪質によっても色が抜けやすい抜けずらいなどありますか?
A.ございます。上記の説明でもさせていただいているのですが、ヘアカラーの色抜けはダメージに比例して抜けやすくなるのですが、髪質自体も色抜けしやすい髪質もございます。
具体的に言うと軟毛でいわゆる猫っ毛と言われる柔らかい毛質の方は色抜けが早いです。
こういった髪質であると美容師さんに診断された場合で、色持ちをちょっとでも良くしたいと考えている方はカラーする時の設定トーンをいつもより暗めにすると良いでしょう。
Q.色持ちを良くする為にムラシャンを使うのは効果ありますか?
A.ムラシャンというのはシャンプーの中に紫色の色素が入っていて、カラーをした後のシャンプーの時に使用すると退色を緩やかにすることができるというものなのですが、どんな髪の状態にも使うと良いというわけではなく、向き不向きがございます。
向いている髪質というのは、ブリーチを数回行っていて金髪というより白に近いくらい色が抜けている方です。
そういった方以外の方は基本的に使用するのをおすすめしてません。
なぜかというと、色素が入っているシャンプーなので良くも悪くもシャンプーをする度に色が入り続けます。
ブリーチをしてない髪にムラシャンを使い続けてしまうと、その次にカラーをする時にムラシャンの色素が残留してしまい思い通りの色に出来なくなってしまう可能性があるからです。
色抜けし辛くするヘアケアに関しては上記でも説明させていただいておりますが、色を入れるというよりか、優しい洗浄化のシャンプー洗いすぎないようにすることがポイントです。
まとめ
本日は、ヘアカラーの染まる原理とそこからの応用でヘアカラーの持ちが良くなる方法をお伝えさせていただきました。
ヘアケアでまず大切なのは家で使うシャンプー、トリートメント。
これらがしっかりと髪質に合っていて使用方法も正しければヘアカラーの色持ちをよくする事ができます。
毎日ちゃんと乾かし、アイロンの使用頻度を少なくしたり温度を下げたりする工夫もできると違います。
本日の記事で最も重要なのが美容室での施術の仕方を見直すこと。このブログを見ていただいた機会に、今通っている美容室があればその方に普段使っている薬剤のPH(ペーハー)ってどれくらいなんですか?
と聞いてみてください。分からないと言う方もいるかもしれませんが、99%の美容室がアルカリ性の薬剤を使用しているので使用方法を理解していなければ無駄に髪を傷ませているかもしれません。
最後まで見ていただきありがとうございました!
今後のヘアカラーの持ちが良くなるように参考になってくれれば幸いです。
エノア青山店 沼崎裕樹
☎︎ 03−6447−0904
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