ダブルカラーは色落ちしたらどうなる?期間やカラー別の色落ち過程を解説
2025/11/28
こんにちは!ケアブリーチが得意な美容院ENORE(エノア)東京店店長の佐々木です。
髪に透明感や鮮やかさを叶えてくれる「ダブルカラー」。
染めてみたいけれど、色落ちが気になる人が多いのではないでしょうか?
「すごく明るくなりそう」
「どのくらいの期間で落ちるんだろう」
「金髪みたいになったらイヤだな」
など、不安や疑問が浮かんできますよね。
そこでこの記事では、
- ダブルカラーが色落ちする期間
- ダブルカラーが色落ちしたときの色
- カラー別|ダブルカラーの色落ち過程
- 実際の画像で見る|ダブルカラーの色落ち
- お客様の希望別|色落ちがかわいいダブルカラーの色
- 美容院&自宅でおこなう|ダブルカラーを長持ちさせる方法
- ダブルカラーの色落ちに関するQ&A
などを徹底解説。
これを読めばカラーごとの色落ちがわかるので、自分好みのかわいい色に染められます!
ENORE東京店では、色落ちまで計算して染めるのできれいな髪色が続きます。
▼ご新規様向けにダブルカラーのクーポンを用意していますので、この機会にご利用ください。
目次
そもそもダブルカラーとは
ダブルカラーとは、2回に分けておこなうカラーのことです。

1回目に髪を明るくして、2回目に色味を入れます。
ブリーチありとブリーチなしでおこなう2パターンのダブルカラーがあるので、それぞれ紹介します。
1.ブリーチありのダブルカラー
ブリーチありのダブルカラーは、ブリーチで明るくしてから、色を入れるカラー方法です。
ブリーチを1回すると14~16トーンまで明るくなるため、透明感のある高発色な仕上がりになります。

美容院で「ダブルカラー」と伝えると、基本的にこのやり方で染めます。
2.ブリーチなしのダブルカラー
ブリーチなしのダブルカラーは、カラー剤で明るくしてから、色を入れるカラー方法です。
ブリーチの代わりに「ライトナー」という、髪の色素を抜く専用のカラー剤を使用します。
13~14トーンまで明るく染まり、ブリーチよりはダメージを抑えられます。

美容院で染めるときは「ブリーチなしのダブルカラー」と伝えましょう。
ダブルカラーが色落ちで明るくなる原因

ダブルカラーの色落ちは、ブリーチやライトナーによる髪のダメージが原因です。
キューティクルを開いて、髪内部の色素を抜くときに大きく傷み、カラーが定着しにくくなります。
ダブルカラーは色落ちしたらどうなるの?
ダブルカラーはどのくらいの期間で、何色に色落ちするのでしょうか?
詳しく紹介します。
色落ちする期間は?

染める色や髪の状態によっても変わりますが、ブリーチありのダブルカラーは1~2週間程度で色落ちすることが多いです。
ブリーチなしの場合は2~3週間程度で色落ちします。
シャンプーをするたび、少しずつ色が薄くなるイメージです。
ペールカラーのような淡い色は、数日で色落ちする場合もあります。
何色に色落ちする?

ダブルカラーが完全に色落ちすると、どのような色に染めたとしても金髪のようになります。
ただ、色落ちするまでの過程は、染める色によって大きく変わります。
それぞれどのような色の違いが出るのか、次の章で確認しましょう。
【カラー別】ダブルカラーの色落ち過程
ダブルカラーの色落ち過程は、
- 色を入れる前の髪の明るさ
- 髪に残留している色素(前のカラーの残り)
- カラー剤の種類
によって変わります。
ここで紹介する色落ち過程は、おおよその目安として捉えてくださいね。
色味別に色落ち過程を見ていきましょう。
アッシュの色落ち過程

アッシュの色落ちは、グレージュのようになってから寒色系ベージュになることが多いです。
グレージュが好みの人は、色落ちの変化も楽しめます。
グレーの色落ち過程

グレーの色落ちは、少し明るめのグレーになった後、寒色系ベージュになりやすいです。
ブリーチで黄色くなった髪にグレーで染めると、緑っぽく発色することがあります。
緑になるのを防ぐために紫を混ぜて染めるため、色落ち過程はグレーのくすみだけでなく、ほんのり青みを感じる色になります。
ベージュの色落ち過程

ベージュの色落ちは、淡いベージュになり、その後淡いオレンジ系ベージュになります。
大きな色味の変化はありませんが、黄みやオレンジっぽさが出やすいです。
ブラウンの色落ち過程

ブラウンの色落ちは、薄いブラウンから黄みのあるベージュへと変化します。
ベージュと同様に色味の変化が少なく、ナチュラルな色合いになります。
オレンジの色落ち過程

オレンジの色落ちは、黄みがかったオレンジになった後、オレンジベージュになることが多いです。
ただ、ブリーチの脱色具合によっては、オレンジイエローになることもあります。
レッドの色落ち過程

レッドの色落ちは、オレンジレッドから暖色よりのベージュになります。
色落ち過程で黄みっぽさが出ないのが特長です。
ただし、髪に赤い色素が残留しやすい傾向があります。
次回のカラーでアッシュのような寒色系に染めたい場合は、発色が鈍る場合があるので注意が必要です。
ピンクの色落ち過程

ピンクの色落ちは、淡いオレンジピンクになってから、淡いオレンジベージュになることが多いです。
色落ち後は、甘くやわらかな色合いを楽しめます。
パープルの色落ち過程

パープルの色落ちは、薄い紫になった後、くすみがかった赤みのあるブラウンに変化し、くすんだベージュブラウンになります。
パープルには黄みを抑える効果があるため、ブラウン系になりやすいです。
ブルーの色落ち過程

ブルーの色落ちは、黄みがかった緑になってから、緑よりのベージュになります。
色味がかなり変化するため、青だけでなく緑も好きな人におすすめのカラーです。
緑に色落ちしたくない人は、ブリーチを2回以上するとよいでしょう。
グリーンの色落ち過程

グリーンの色落ちは、くすみのある緑になり、その後はくすんだベージュやブラウンになりやすいです。
くすみ感が強く出るため、ブリーチ髪特有の金髪っぽさが目立ちにくくなります。

【画像で見る】ダブルカラーの色落ち
ここでは、ダブルカラーの色落ちを画像で見ていきましょう。
ピンクとブルーバイオレットに染めた髪を紹介します。
実例1.ピンクの1週間後

華やかなピンクに染めてから1週間経つと、まろやかな色合いに変化します。
ピンクが先に抜けていきベースのブリーチ髪が透けることで、ベージュ系のやさしい色合いになるんです。
2週間後にはピンクがほぼなくなります。
実例2.ブルーバイオレットの3週間後

暗めのブルーバイオレットに染めると、色落ちの変化を充分に楽しめます。
「ブルーバイオレット→ネイビーアッシュ→シルバーアッシュ→シルバーベージュ」
ネイビーやシルバーのような寒色系カラーが好きな人は、ブルーバイオレットに染めておき、色落ち過程で理想の色をめざすのもおすすめです。
なお、美容師にダブルカラーの豊富な経験がないと、色落ちまで計算して染められません。
美容院のSNSやホームページを見て、ダブルカラーが得意なお店を選んでくださいね。
【お客様の希望別】色落ちがかわいいダブルカラーの色
ダブルカラーの色を決めるときは、「色落ちがかわいい色」を選ぶのも方法のひとつ。
ENOREでは、お客様から色落ちの希望をお伺いしてから、おすすめの色をご提案させていただくことがあります。
ここでは、以下のような人向けのカラーを紹介します。
- 色落ちで黄ばみを抑えたい人
- 色落ちで緑っぽくなりたくない人
- 色合いの変化を少なくしたい人
色選びの参考にしてくださいね。
1.色落ちで黄みを抑えたい人は「紫系カラー」
色落ちで黄色っぽくなるのを抑えたい人は、紫系カラーがおすすめです。
紫には黄色を抑える「補色」という効果があるので、色落ちで黄みが出にくくなります。
▼下の画像のような「グレープバイオレット」がぴったり!

濃い色に染めることで、黄みを抑えつつ、色持ちもよくなります。
2.色落ちで緑っぽくなりたくない人は「オレンジ系カラー」
ブルーやグレーなど寒色系カラーで染めると、色落ちが緑っぽくなることがあります。
緑になるのを避けたい人は、あたたかみのあるオレンジ系カラーを選んでみましょう。
▼下の画像の「アプリコットオレンジ」は、みずみずしいフレッシュな色合いで、オレンジベージュ系に色落ちします。

3.色合いの変化を少なくしたい人は「ブラウン・ベージュ系カラー」
色合いの変化を少なくしたい人は、ブラウンやベージュ系カラーがおすすめです。
色落ちと共に黄色やオレンジっぽさは出てきますが、他のカラーよりも色の移り変わりがゆるやかに感じられます。
▼このようなベージュブラウンを選んでみるのもよいでしょう。


【美容院でできる】ダブルカラーを長持ちさせる2つの方法
ダブルカラーを長持ちさせるには、美容院で以下のように染めましょう。
- ケアブリーチで脱色する
- ダークカラーに染める
詳しく紹介します。
1.ケアブリーチで脱色する
ブリーチで強いダメージを与えてしまうと、色落ちが早くなります。
ダメージを抑えるためにも、ダブルカラーは「ケアブリーチ」で脱色するのがおすすめです。
ケアブリーチは、ブリーチ剤にダメージケアができるサプリを混ぜたもの。
ブリーチによるダメージを補修できます。
ENOREのイチ押しは「ファイバープレックス」というケアブリーチです!

一般的なケアブリーチと異なり、ブリーチ剤自体に毛髪強化ができる成分が含まれています。
ブリーチが髪に与えるダメージを軽減できるので、色持ちアップにつながります。

2.ダークカラーに染める

色を長持ちさせるには、ダークカラーに染めましょう。
ハイトーンカラーは色素が少ないため、色落ちが早くなります。
ダークカラーは色素が多いため、色落ちがゆるやかになるんです。
ダークアッシュやダークブラウン、ダークパープルなどに染めれば、色落ちの過程も楽しめます。
【自宅でできる】ダブルカラーを長持ちさせる2つの方法
ダブルカラーを長持ちさせるために、自宅では以下の方法をお試しください。
- ぬるま湯で髪を濡らす
- カラーシャンプーを使用する
詳しく紹介します。
1.ぬるま湯で髪を濡らす

ダブルカラーをした髪は、ぬるま湯で濡らすようにしましょう。
お湯の温度が熱くなると、キューティクルが開きやすくなり、色落ちしやすくなるんです。
38度程度のぬるま湯を使用すると安心です。
2.カラーシャンプーを使用する

ダブルカラーをしたら、カラーシャンプーを取り入れてみてください。
カラーシャンプーには染料が含まれるので、色落ちで失われた色味をプラスできます。
なお、ヘアカラーと異なり、染料が少ないのでほんのり色付く程度になります。
2~3日に1回程度の使用頻度が目安です。
ダブルカラーの色落ちに関する2つのQ&A
ここでは、ダブルカラーの色落ちに関する疑問に回答します。
Q1.ダブルカラーの色落ちで暗くなることはある?

ダブルカラーの色落ちで暗くなることはありません。
もし暗くなったと感じた場合は、色落ちで鮮やかさや透明感が失われ、色が濁ってきた可能性があります。
そのような場合は対処法として、
- シャンプーを繰り返して色落ちさせる
- カラーして濁りを打ち消す
のが効果的です。
Q2.ダブルカラーの色落ち後、染め直しはどうすればいい?

ダブルカラーに染めてから1か月~1か月半程度経ったら、色を入れ直しましょう。
このときは根元が1~1.5cm程度しか伸びていないので、カラーだけできれいに染まります。
その次にカラーをするときは、根元のブリーチをしてから、色を入れるのがおすすめです。
再び根元をブリーチすることで、全体に色の差が出ずに均一に染まります。
まとめ

ダブルカラーは、ブリーチありだと1~2週間程度、ブリーチなしだと2~3週間程度の期間で色落ちします。
完全に色落ちすると金髪のようになりますが、染める色によって色落ち過程は大きく変わります。
そのため、色落ちがかわいい色を選ぶのも方法のひとつです。
色を長持ちさせるために、ケアブリーチを使用してダークカラーに染めたり、カラーシャンプーを使用したりしてくださいね。
ENOREはダブルカラーの経験が豊富なので、色落ちを計算して染められます!
初めてのダブルカラーで色落ちが心配な人は、ぜひENOREにご相談ください。
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