【美容師監修】紫・パープル系ヘアカラー24選!「ラベンダー」「バイオレット」との違いは?
2024/10/02こんにちは!弱酸性カラーが得意な美容院ENORE(エノア)です。
今日はヘアカラーの中でも人気の艶髪カラー「紫」についてご紹介していきます!
紫は「パープル」「ラベンダー」「バイオレット」の人気トップ3を筆頭に、ナチュラルから派手髪までいろんな色を楽しめるおすすめのヘアカラーです。「どんな髪色があるのかわからない。」「紫系カラーは気になるけどどれがいいか分からない。」そんな方の参考になるよう簡単丁寧にお話ししていきますので、是非最後までご覧くださいね!
目次
パープル系(紫)カラーの特徴とメリット
パープル(紫)は中性色と言われる、いわゆる寒色(青)と暖色(赤)のどちらも感じられる色です。落ち着いていて上品な色合いは年齢問わず人気のカラーです。
パープル系カラーのメリット
⑴髪に艶が出る
パープル系カラーで染めると髪にしっとりとした綺麗な艶が出ます。なので髪を綺麗に見せたい方にとってもおすすめなんです!
⑵色落ちの過程も綺麗
紫は黄みを抑えるのが得意なカラーですので、色落ちしている時(特に黄色になりやすい明るい髪)に髪の黄みを抑え「キンキン」に黄色くなってしまうのを抑えてくれます。
※ブリーチした時に使うことも多い「ムラシャン」も紫色が黄色を抑えてくれる効果を活かした商品で、黄色になりやすいブリーチ毛の黄みを抑えてくれます。
⑶似合わせがしやすい
なのでブレンドする色によって寒色系にも暖色系のカラーにも出来るので似合わせの幅が広く、どなたでも似合う色を見つけやすいのも大きな魅力です!
パープル系(紫)カラーの違い
パープル系カラーと言ってもヘアカラーには色んな色の名前が出てきますよね。ここでは簡単に紫系カラーの色の違いをご紹介していきます!
パープル
紫と言えばパープル!「鮮やかな紫色」で少し赤みが感じられる色合いが特徴です。紫色の中では日本人の赤みを帯びた髪色と特に相性が良く綺麗に仕上がりやすいです。
ラベンダー
ラベンダーは皆さんご存知お花の色。灰色でくすみがかっていて青みを感じる。淡く優しい色です。女性らしさをアップさせたい方に特におすすめの可愛らしいヘアカラーになります。
バイオレット
バイオレットは日本語で「すみれ」の花の事。鮮やかな青紫色で高級感のある上品な色合いが特徴的です。落ち着いた色味ですがヘアカラーで染めるとエッジが効いてクールな印象になります。
パープル系カラーと組み合わせる事が多い色は?
パープル系カラーと他の色をブレンドする事が多いですが、どんな違いが出てくるのでしょうか?それについてもお話ししますね!
パープル×「アッシュ」
アッシュは「青みのある灰色」でパープル系カラーと合わせる事で、くすみ感を出しアンニュイでおしゃれな外国人風の髪色にしてくれます。髪の赤みや黄みを抑えてくれるので、どちらかというと「バイオレット」や「ラベンダー」といった青みがかった紫色とブレンドするとカラーの良さを発揮しやすいです。
パープル×「ブラウン」
温かみがありナチュラルなブラウンカラーはパープル系カラーとブレンドすると、ナチュラルな髪色はそのままに、、しっとりとした艶がマシマシになります。さり気なく美髪に見えるようにして、いつものカラーをより上質な仕上がりにしたい方にとてもおすすめの組み合わせです。
パープル×「ピンク」
パープルはどちらかというと大人っぽい上品な色ですが、ピンクと合わせると可愛らしく柔らかな印象の髪色になります。またピンクの「髪が少しパサついて見えやすい」デメリットを上手にカバーしてくれるのも嬉しいポイントでピンクカラーを染める方が紫をブレンドする事も多いです。
パープル×「レッド」
レッドを合わせるとインパクトが強く、かっこいい仕上がりになります。また日本人の赤みの強い髪色に染めるとブリーチをしなくてもかなり発色が良く(ブリーチするとより鮮やか)、色持ちもしやすいです。
パープル×「ブルー」
パープル系カラーとブルーを合わせるとカラーに深みが増し神秘的な色合いになります。染めるカラートーンよりも落ち着いていて暗く見える色なので、「しっかりと鮮やかな色にしたいけどあまり派手になり過ぎたくない」そんな方にもおすすめの色になります。
※配合割合や明るさ、どの紫系カラーを使うかでこちらの見本色以外にも色合いの幅が広がります。
パープル(紫)カラーが似合う人は?
先程も少しお話ししたように紫系カラーは中性色で赤みにも青みにも寄れる事。そして組み合わせる色や配合割合、明るさでナチュラルから派手な仕上がりまでとっても幅広い表現が出来るので、どなたにも似合わせが出来るのが大きな魅力です。
なので皆さんに必ず似合う紫のカラーは必ずあります!
例えばパーソナルカラーで言うと
ブルーベース(ブルベ)
夏→オーキッド
冬→ロイヤルパープル
イエローベース(イエベ)
春→パンジー
秋→グレープ
などが似合う代表的な紫のカラーになります。
ただ!人によって似合う色は変わってきますので、しっかりと知りたい方はパーソナルカラーアナリストさんなどプロに詳しく診断してもらうのがおすすめですよ!
では早速ここからは皆さんにおすすめしたいパープル系ヘアカラーの髪色をご紹介していきますね(^^)
「ブリーチあり」パープル(紫)系ヘアカラー・髪色
ブルーバイオレッド
ビビットなブルーバイオレットは派手髪だけどうるさくない。どことなく落ち着いた色合いが人気の秘密です!
パープルアッシュ
くすみ感がポイントのおしゃれカラー。ブリーチをしているので、余計な色が出ず綺麗な発色が実現出来ます。
グレープバイオレット
瑞々しい艶でまるで葡萄の様にジューシーなカラーです。ブリーチしてるのに髪がしっとりと見えるのも嬉しい!
ホワイトラベンダー
ホワイトの中にラベンダーの優しい色合いが感じられるブリーチカラー。色落ちするとすぐ黄色っぽくなってしまうので、色持ち良くしたい方はムラシャンの使用がおすすめです。
ピンクパープルアッシュ
ピンクがブレンドされているけど可愛過ぎず、適度な大人っぽさが感じられるのが魅力!
ラベンダーアッシュ
ふんわり優しいラベンダーの色合いとアッシュのくすみ感がとっても合う!淡く儚げな色合いはブリーチをしているからこそ表現出来る髪色です。
ピンクパープル
ほんのりピンクの赤みが強く感じられる色合いがとってもおしゃれ!発色も鮮やかで印象的なカラーなので「カラーで遊びたい」そんな気持ちの強い方にもお勧めです!
モーブピンク
グレーがかったピンク紫色がモーブピンク。ロマンチックな色合いであどけない女性らしさを演出してくれる可愛らしい髪色です。
ブルーラベンダー
涼やかで落ち着いた雰囲気のカラーが好きな方におすすめの髪色。綿飴の様にふんわりとした軽やかさも感じられ、とってもおしゃれに仕上がります!
「ブリーチなし」「明るめ」紫系カラー・髪色
ラベンダーグレージュ
優しく髪の黄みを抑えてくれるラベンダーカラー。グレージュの綺麗な色をさり気なく引き立ててくれます。
パープル
濃いめに色を設定するとブリーチ無しでもしっかりと発色します。パープルの色を存分に楽しめますよ!
パープルアッシュ
しっとりとした艶感と綺麗なくすみ感が人気のカラー。ナチュラルですがワンランク上の上質な仕上がりになります。
ブルーバイオレットアッシュ
ブリーチ無しでもブルーを合わせた神秘的+個性的な色合いはしっかりと感じられます。光に当たった時の美しい光沢がたまりません!
パープルブランジュ
軽やかな仕上がりになりやすいベージュ系の色もパープルをブレンドする事で艶が増し、美しい仕上がりに。
「ブリーチなし」「暗め」パープル(紫)系カラー・髪色
パープルアッシュブラウン
アッシュと合わせるとパープルがベールの様に淡く発色するのがポイント!アッシュブラウンカラーをより魅力的にしてくれます。
ラベンダーブラウン
ナチュラルなブラウンカラーはラベンダーと合わせると、色に複雑さがプラスされておしゃれで色っぽい髪色になります。
ピンクラベンダー
ピンク単品で染めるよりも色持ちがよく、髪が綺麗に見えるのが特徴!美髪を目指しつつピンクカラーにチャレンジしたい方に特におすすめのカラーです。
パープルブラック
シンプルなブラックもパープルをブレンドすると、髪色に深みが出て神秘的で垢抜けたおしゃれな髪色に!ちょっとした違いでも仕上がりは大きな差になりますよ!
レッドバイオレット
オレンジっぽい赤よりも、しっとりと濡れた様な艶が出るのがレッドバイオレット。黒髪からブリーチ無しでも1回でしっかりと発色してくれます。
人気の「パープル(紫)系デザインカラー」
ラベンダーアッシュのインナーカラー
クールな印象のラベンダーアッシュ。主張し過ぎない大人のデザインカラーです。
ピンクラベンダーの裾カラー
淡く優しい色合いがたまらないピンクラベンダー。ベースの髪色もミルクティーベージュで可愛く!
パープルアッシュのグラデーションカラー
ベースと合わせて同じグレージュ系の色にする事で、より綺麗なグラデーションカラーに仕上がります。
ビビットバイオレットのインナーカラー
インナーカラーで取り入れると、髪を結んだ時にチラッと見えるビビットなバイオレットカラーが綺麗です。
ピンクパープルのイヤリングカラー
アクセサリーの様にポイントで染めて染めてあげるイヤリングカラーも可愛い!
パープル系カラーに関する質問集
Q1「パープルアッシュとラベンダーアッシュの違いは?」
先程もご紹介したように、この様にパープルとラベンダーは元の色が違います↓
そしてこれにアッシュが混ざると、、、。↓
色で見ると結構違いますよね。ヘアカラーとして染めると↓
パープルアッシュの方が紫色を感じつつ艶とくすみ感を両立した仕上がり。ラベンダーブラウンは紫色はほんのり感じるくらいでグレージュのようにくすみ感がメインの無彩色に近い仕上がりになります。
Q2「紫の推しカラーで染めたい時おすすめの髪色はありますか?」
ナチュラルに染めたい場合はパープルアッシュブラウンなど、光に当たった時にふんわりと紫みを感じられる髪色がおすすめです。髪をしっとりと美しく見せてくれる効果も高いので、とってもおしゃれに仕上がりますよ!
しっかりとブリーチをして鮮やかに染める時は髪全体に染めるのも可愛いですが、イヤリングカラーやインナーカラーなどで部分的に紫系カラーで染めてあげる事で、髪へのダメージを抑えるだけではなく、全体に染めるよりも紫の色が際立ちおしゃれでおすすめです!
Q3「紫の髪色にムラシャンを使うとどうなりますか?」
ムラシャンはブリーチした髪によく使いますよね。実はムラシャンには紫色の色素が入っていて、シャンプーする度に髪に紫の色素を一時的に浸透させる事ができます。
ブリーチすると髪は「オレンジ→黄色→白(若干黄色い)」といった感じでだんだんと髪の色素が抜けていきますが、ブリーチだけで真っ白にすると言うのは日本人の髪では結構難しい。単純にブリーチを何回もすれば、抜けてはきますが、、、やり過ぎると髪が千切れてしまったりするので、程度は違えどほとんどの場合真っ白まではブリーチせず髪に黄みが残った状態でカラーを被せていくんです。
なので、被せたカラーが色落ちしてくると段々と髪に残っている黄ばみが出てきてしまうんですね。そこで、その黄ばみを抑えてくれるのがムラシャン!黄色の補色である紫の色素を髪に被せる事で、髪の黄ばみを抑えます。
紫色の髪色も同じで、色落ちと共に髪の黄ばみが気になってきます。(ただし!他の色で染めるよりは紫で染めると髪の黄ばみが出にくいメリットがあります!)なのでムラシャンをして黄ばみを抑え色落ちしても黄ばみの少ない綺麗な髪色をキープする効果が期待できます!
Q4「紫の髪色はどれくらいで色落ちしますか?」
染める時の髪の状態や髪質、ブリーチを使ったかどうか、染めたカラーのトーンなどで色落ちの速さは大きく変わります。なので詳しく知りたい方はカウンセリング時に髪の状態や染めたい色を見ながら美容師さんに予想してもらい、それに合わせて次回のカラータイミングを検討してみてください!
ちなみにブリーチをしていた場合、数日で色は抜け始めます。ブリーチをしていない場合はハイトーン(明るいほど)色落ちは早くなります。逆に暗髪カラーなど暗い髪色の場合は1〜2ヶ月しっかり持つ事もありますよ!
もし、色持ちを少しでも良くしたい方は自分の理想の髪色よりも1〜2トーンほど暗めに染めてあげると色持ちが良くなります。
Q5「おばあちゃんが紫色に染めるのはなぜ?」
白髪と言っても、いろんな色の白髪があります。もちろん。真っ白で綺麗な白髪が生えてくる方もいらっしゃいますが、日本人の場合メラニンの影響で結構「黄ばんだ白髪」が生えてきてしまう方が多いんです。黄ばんだ白髪は肌をくすませて見せてしまいますし、山姥みたいでなんだか嫌。
そんな時に紫色で染めると、白髪の黄ばみを抑えてくれるんです。紫色は上品で艶が出やすい色なので、年齢が高い方に人気のカラーでもありますが、それだけではなく白髪を綺麗に見せる効果もあり、おばあちゃんに人気の髪色でもあるんです!
まとめ
いかがでしたでしょうか?パープル系カラーは髪色に魅力があるだけではなく、髪に艶を出し美髪に魅せてくれる効果の高い髪色です。「髪を綺麗に見せたい」「髪のダメージやパサつきが気になる」方に特におすすめのヘアカラーですので是非お試しくださいね!
最後までご覧いただきありがとうございました。
この記事が皆さんの髪色選びの参考になれば嬉しいです!