「くせ毛さんがハイライトで後悔」デメリットとリスクを減らす3つの提案
2023/06/06こんにちは!弱酸性カラーが得意な美容院ENORE(エノア)です。
数あるデザインカラーの中でもおしゃれ染め、白髪染め関係なく人気のハイライトカラー。くせ毛さんの中にも
「ハイライトカラーをしておしゃれな髪色にしたい」
「グレイヘアにする為にハイライトカラーを考えている」
「白髪染めの頻度をハイライトカラーで減らしたい」
と考えている方も多いのではないでしょうか?
でもちょっと待ってください!!!
ハイライトカラーは魅力的なメリットだけではなくデメリットもあります。特にくせ毛さんは直毛の方に比べて、ハイライトカラーによるデメリットが多いので染める前に一度しっかりと考えていただきたい!
後悔してからじゃ遅い。
ちゃんとハイライトカラーを詳しく知った上で「やるかどうか?」判断していただきたいんです!
という事で今回は、ハイライトカラーのメリットやデメリットなどの基本事項から
・ハイライトが似合う人の条件
・くせ毛さんのハイライトリスクを減らす3つの提案
などについてもお話ししていきますね!是非最後までご覧ください!
目次
ハイライトカラーとは?
ハイライトカラーは全体を一色で染めるのではなく、ポイントで明るめのカラーを入れてヘアスタイルに立体感を出すヘアカラー方法です。デザインカラーの1つで最近人気の「バレイヤージュカラー」もハイライトカラーの1つです。
※バレイヤージュカラーはハイライトの中でも、ホウキを履いたようにハケを使って染めていく方法です。
ハイライトとメッシュの違いは?
ハイライトとメッシュの違いは
ハイライトは「ベースカラーよりも明るい色を全体的に細かく入れていく染め方」
メッシュは「髪に束を作り、その部分に好きな色を入れて強調した染め方」
になります。
ハイライトの3つのメリット
①ヘアスタイルに立体感が出る
ハイライトの明るい部分とベースの髪色の部分にメリハリが出る事でヘアスタイルに立体感が生まれます。
②白髪ぼかしになる
白髪があまり多くない方は、細かなハイライトを入れてあげる事で白髪が目立たなくなります。
またハイライトは脱白髪染めをし「グレイヘア」を目指す方の手段として活用されることも多いです!
③カラーリングによっては根元のプリンが目立ちにくい
ハイライトは全体をカラーする訳ではないので、根元の新しく伸びてきた部分との境目がボケて目立ちにくい!カラーリングの仕上がりによっては一般的なカラーやブリーチに比べてカラーの頻度を減らすことも出来ます。
※ベースの色が暗めだと頻度を減らせますが、ベースの色も明るい場合は頻度が減らせないこともあります。
くせ毛とハイライトの相性は?
正直あんまり良くありません、、、。
理由1:くせ毛だとハイライトが綺麗に見えない
(↑同じ方でも髪の状態が違うだけでこんなにハイライトの見え方が変わります。)
くせ毛だとせっかく入れたハイライトが綺麗に見えず、逆に汚く見えてしまい台無しになってしまうこともあります。
理由2:縮毛矯正が出来なくなる事もある
ハイライトの多くがブリーチを使用しています。またブリーチなしのハイライトだとしても「髪を明るくする力が強い=どうしても薬剤のパワーが必要」となってくる為、髪に大きな負担がかかってしまいます。そうすると縮毛矯正が必要な方は「ハイライトを入れる事で縮毛矯正が出来なくなる」もしくは「縮毛矯正をしているのでハイライトが入れられない」といったデメリットがあるんです。
なので縮毛矯正をする方も多いくせ毛さんとの相性はあまり良いとは言えないですよね、、。
髪の状態やハイライト部分に使うカラー剤次第では出来る事もありますが、例えば縮毛矯正した髪にブリーチをしてしまうと、、このように↓
チリチリになってしまいますので、縮毛矯正は必ずやりたい方はハイライトは控えた方が良いかもしれません、、。
「くせ毛関係ない」ハイライトのデメリット
①ハイライト部分が緑色になりやすい
ブリーチやハイライトをすると髪が緑色になりやすいです。
美容師さんが補色の関係などを理解していないミスでもありますが、髪がハイトーンになる程髪が緑色になるリスクはどうしても高くなってしまいます。
②髪がダメージする
ハイライトはブリーチや明るく仕上がるカラー剤で髪の色素をしっかり脱色する為、その分髪へのダメージも大きいです。くせ毛は地毛の状態でも髪の形状的にパサパサに見られやすいのに、実際に痛んでしまって髪のうねりや広がりも酷くなりさらに髪がパサパサに見られてしまいます。
③色落ちが汚い
ブリーチでハイライトをすると色落ちした時にハイライト部分がオレンジや黄色になってしまい、あまり綺麗ではありません。またブリーチで脱色しすぎると白髪に見えてしまう場合もあります。色落ちが気になるとすぐにカラーを被せたくなる方もいらっしゃり、ハイライトをした事でカラーの頻度が上がり手間と時間。そしてお金が前よりもかかってしまうこともあります。
〜特に脱白髪染めとしてハイライトをしたい方は後悔しないように注意!〜
白髪染めの薬剤は色素を髪にしっかりと浸透させるため、白髪染めをしている髪へのハイライトはブリーチをしないとハイライト部分が明るくなりません。その為元々ダメージしやすいエイジング毛にはダメージが大きく髪がかなりパサつき、くせ毛がもっと広がる様になってしまうことも。
またエイジング毛の断面は潰れた円の形をしており、独特のうねり(くせ毛)が髪に見られます。その事もありエイジング毛にハイライトをした時、髪の状態によっては綺麗に見えない事もあるんです。
ハイライトをする事で白髪ぼかしになりますがメリットだけではありません。今は薬剤の進化もあり白髪染めもダメージレスの時代です。白髪染めをした方が艶が出て、ハイライトをするよりもダメージが無い事も多いのも現状です。
「デザインとしてやってみたい」「グレイヘアにする為にやりたい」など何かしっかりと狙いがあってハイライトを行い、しっかりケアやスタイリングが出来る人は満足のいく仕上がりになりますが、もし「白髪染めの頻度を少なくして楽をしたい。」そういった目的ですと、ハイライトをした後お手入れが大変で後悔する可能性が高いです。
なので白髪染めをしている方は特によく考えてからハイライトをするかどうかの判断をしましょう。
くせ毛さんでもハイライトが似合う人の条件は?
ここまでくせ毛とハイライトについてお話ししてきましたが、くせ毛さんがハイライトをしてはいけない訳ではありません!!くせ毛に自分に似合うハイライトをしてもらい、おしゃれな髪色を楽しんでいる方はたくさんいらっしゃいます。では、どんな人がハイライトを楽しんでいるのでしょうか?
⑴ブローやコテ、アイロンが出来る
ブローやアイロンなどでくせ毛を綺麗に伸ばせれば、ハイライトも綺麗に見せることができ問題解決!
⑵くせ毛を活かしたスタイリングが得意
髪にクセがあったとしてもスタイリングで艶感やまとまり、くせ毛を活かしたカール感を上手に出すことができれば、くせ毛さんのハイライトもとってもおしゃれに見えます!
⑶毎朝スタイリングする時間がある
一番重要なのはこれ!どんなにスタイリングやブローが上手でも、それを行う時間がないとハイライトを活かすことが出来ません。やはり、くせ毛さんがハイライトカラーをした場合毎朝スタイリングの時間が取れるかどうかが重要なポイントになってきます。
くせ毛さんのハイライトリスクを減らす3つの提案
ここではくせ毛さんにもおすすめのブリーチや強いカラー剤を使わない提案を参考としてご紹介させていただきます。
※お客様のご希望や髪の状態によっては別の案をおすすめする場合もありますので、是非担当美容師さんに相談してみてくださいね!
※カラー剤の「色み」や「トーン」の設定で今回ご紹介するのとは雰囲気の違う仕上がりも可能です!
①暗めカラーリングのナチュラルハイライト
(↑ハイライトにブリーチを使っていないので、こちらのお客様は縮毛矯正も一緒に施術しました)
ベースを6トーンくらい。ハイライト部分は8トーンのカラー剤を使用してハイライトを入れていきます。ベースが暗めですのでハイライトがそこまで明るくなくても、ヘアスタイルにナチュラルな立体感を出すことが出来ます。また暗めのカラーは髪に艶が出やすいのでくせ毛も綺麗に見えやすいのが嬉しいポイントです!
②逆転の発想!ローライトで艶カラー
ハイライトを入れるのではなくベースを少し明るめの8トーンで染め、6トーンのローライトを入れていく染め方です。ローライトが入ることでヘアスタイルが引き締まって、毛量が多く見えやすいくせ毛さんもメリハリのある仕上がりになります。ただローライトは5トーン以下にすると色素がしっかりと入って今後明るくする時に支障が出てしまうので暗くても6トーンでローライトは設定するのがポイントです。
※ハイライトとローライトの仕上がりの違い
③ダメージが心配で脱白髪染めをしたい方は「弱酸性カラー」で染める
ダメージが心配で脱白髪染めをしたい!という方!
今は薬剤の進化によって白髪染めでも綺麗にダメージを最小限に抑えながら染められるカラー剤もあります。エノアで扱っているカラー剤でいえば「弱酸性カラー」がそれにあたります。
お手入れや手間のかかるハイライトで染めるよりもダメージを少なくしながら艶やかに染めることも出来るんです。
↓実際のお客様の仕上がりと口コミ
↓弱酸性カラーとは?
「成功の秘訣は?」ハイライトをする時は必ず美容師さんとしっかり話し合いましょう!
ここまでくせ毛さんにとってネガティブな内容多めでお話ししてきましたが、決してハイライトが駄目!という訳ではありません。
しっかりとハイライトが得意な美容師さんであれば、くせ毛さんの髪に合わせて素敵なカラーにしてくれます。ただ確実にハイライトと髪質の相性は存在します。くせ毛さんの場合しっかりとハイライトを入れるとその分お手入れやスタイリングに確実に手間がかかるようになりますので、ハイライトをする場合そこは覚悟しておきましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました。
この記事が皆さんのお悩み解決のきっかけになれば嬉しいです!