ブリーチで髪がオレンジに。あなたは「消す派?」「活かす派?」おすすめの髪色教えます!
2024/09/23こんにちは!ケアブリーチと弱酸性カラーが得意な美容院ENORE(エノア)です。
突然の質問ですが「ブリーチすると髪がオレンジ色になりませんか?」そして、それを見たあなたはどう思いましたか?
「オレンジ色嫌だな、、。」
と思う方もいれば
「オレンジ系の色結構好きだから気にならない!むしろオレンジにしたい!」
と思う方も。
実はオレンジの色は好き嫌いが結構分かれる傾向があるんです。そこで今回はブリーチしてオレンジっぽくなった髪を
オレンジを消したい派
オレンジを活かしたい派
どちらの方にも疑問や知りたい事を解決してもらえる様に
・ブリーチするとオレンジになる理由
オレンジを消したい方向け↓
・ブリーチした髪のオレンジっぽさを消す方法
・オレンジを消すおすすめの髪色
オレンジを活かしたい方向け↓
・オレンジカラーのメリット
・オレンジカラーおすすめの髪色11選
・オレンジカラーをもっとおしゃれに見せる方法
こちらの順番で記事を書かせていただきました。
下に記載されている目次をクリックすると読みたい部分だけ読むことも出来ますので、是非最後まで読んでいただけたら嬉しいです!
目次
ブリーチすると髪がオレンジになる理由
ブリーチしたり、カラーが色落ちしてくると「髪がオレンジになる」そんな疑問に早速お答えしていきますね!
そもそも何で人によって地毛の色が違うの?
まず!日本人の髪色は多くの方が「黒髪」ですが、髪の中には単純に黒い色素だけがある訳ではありません。
ユウメラニン:黒褐色系(黒みがかった茶色)
フェオメラニン:黄赤色系(オレンジ色)
こちらの2つの色素が含まれているんです。実は髪の中にあるメラニン色素自体は外国の方と同じ。外国の方も基本的にこの2種類の色素によって髪色が決まってきます。
では「何故こんなに実際の髪色が違うのか?」と言いますと
『色素の量』と『色素の割合』
が大きく関係してくるんです。極端ですが日本人の「黒髪」と外国の方の「ブロンドヘア」を例に比べてみましょう。
「黒髪」はユウメラニンがとても多く、全体的なメラニンの量が多い。
これに対し
「ブロンドヘア」はどちらのメラニンも少なく全体的な総量も少ない。
つまり「全体的な色素の量」や「それぞれの色素の保有量と割合」によって、人それぞれ髪の色が変わってくるんです。だから外国人と日本人は髪色が違うことが多いですし、同じ日本人でもよく見ると髪の色が結構違うんです!そしてメラニン色素が全く無いと白髪になりますし、年齢によっても髪色は変わってきます。
何でブリーチをすると髪がオレンジ色になるの?
では本題!何でブリーチをすると髪がオレンジ色になるかと言いますと、ブリーチをするとまず「ユウメラニン(黒褐色)」から先に分解、色が抜けていきます。それにより
フェオメラニンのオレンジ色が目立つ様になるからです。
ブリーチを複数回していくとユウメラニンだけではなくフェオメラニンも分解され抜けていくので、だんだんとオレンジっぽさは無くなっていきます。
ちなみにヘアカラーをして髪の中の色素が抜けてくると
「黒→茶褐色→赤褐色→オレンジ→黄色→ブロンド→白」
と徐々に髪が明るくなっていくのですが、日本人の黒髪はブリーチを1回した場合、ユウメラニンはかなり削る事が出来ますが、フェオメラニンはまだ多く残っています。
つまり。ブリーチを1回だけした髪は特にオレンジ色になりやすいんです。
※ブリーチをしていない方でも、明るいカラー(約10トーン以上)をすると色が落ちた後オレンジっぽいブラウンになります。
※髪の状態によってはブリーチ1回でかなり黄色までいく方もいますし、髪質的に明るくなりづらくブリーチ1回ではまだかなり赤みが残ってしまう方もいらっしゃいます。
⭐️オレンジを消したい方へ『ブリーチ毛の「オレンジ」を消す方法』
ではこのブリーチした時の「オレンジ色を消したい。」そんな方はどうすればいいのでしょうか?
①複数回ブリーチをする
ブリーチを複数回して髪の中の色素をしっかり分解。出来るだけ「白」に近づけてしまえばオレンジっぽさを打ち消すことが出来ます。ただこのやり方は髪がかなり傷んでしまいますので、髪が長い方・ダメージを抑えたい方には少し不向きかなと思います。
白にしっかり近づけたい場合ブリーチ3回はブリーチしないといけません。髪質によってはもっと回数が必要になる方も、、。
髪が傷む。でもその分、オレンジ問題は根本的に解決できます!
②オレンジ色を抑えてくれるカラーで染める
オレンジ色を消したい時、かなりおすすめなのが染める時のカラーをオレンジ色を打ち消してくれる「青系カラー(アッシュ、ネイビーなど)」で染めること!オレンジ色と反対に位置する補色で染めてあげてオレンジっぽさを出にくくする作戦です。
またオレンジ色の中でも
赤みの強いオレンジ→「グリーン系(マットなど)」
黄みの強いオレンジ→「紫系(青紫が特におすすめ)」
がしっかりオレンジみを消してくれます。とここまで詳しく色を紹介してきましたが「細かな色の判断がわからん!」という場合はざっくり『青か寒色系カラーで染めればいいんだ!』と頭にインプットしておけばOKです!
※補色とは:色相環で正反対に位置する色の事。
③ムラシャンorブルーシャンプーでオレンジを打ち消す
セルフでオレンジを消すのにおすすめなのがカラーシャンプー。
ヘアカラーが色落ちしてくるとどうしても髪のオレンジっぽさが出てきてしまいます。しかもブリーチした髪は色持ちが良くて2週間、早いと数日。ととっても色落ちが早い!
そこで色持ちアップ&オレンジ予防の為にカラーシャンプーを利用して数日に1回髪に不足している色素を補充して綺麗な色を保ちましょう。
オレンジを打ち消す為には
「ムラシャン(紫シャンプー)」や「ブルーシャンプー」
を活用するのがおすすめです。染めた髪色や髪の明るさ(ベースカラー)などによってどちらを選ぶのが特におすすめかは変わってきますので、迷った方は髪を染めた時に担当美容師さんに聞いてみてくださいね!
オレンジを打ち消すおすすめの髪色5選
ここまでオレンジっぽい髪の色を打ち消す方法をお話ししてきましたが、ここからはオレンジっぽさを消してくれる人気の髪色を5選ご紹介していきます!さすがに色が抜け切るとオレンジ味が出てしまう方もいらっしゃいますが、色落ち過程はしっかりオレンジ味を消してくれるので長く髪色を楽しむことが出来ますよ!
①ブルーグレージュ
ブルーの深く神秘的な色、グレーのおしゃれなくすみ感、ベージュの柔らかさを全て兼ね備えた欲張りカラー。しっかりと鮮やかなブルーの色合いを感じながらも、落ち着いた仕上がりになるのでブリーチ初心者さんにもおすすめです。
②グレージュアッシュ
ナチュラルおしゃれなグレージュアッシュ。ベージュは色落ちとともに髪のオレンジっぽさが出やすいカラーですがグレーによって寒色系の色落ち過程を楽しめます。
③アッシュグリーン
特に髪に赤みが出やすい方におすすめのアッシュグリーン!色っぽく大人の印象に仕上がります。
④ラベンダーグレー
地毛の黒髪では出せない「アンニュイなくすみ感」と「軽やかな透け感」が魅力。ブリーチカラーからの黒染め・暗染めにもピッタリ!
⑤グレープバイオレット
瑞々しい艶が美しいグレープバイオレット。気になる髪のオレンジ味をしっかりと抑え上品な色にしてくれます。
⭐️オレンジを活かしたい方へ
オレンジ色は明るく元気で暖かな魅力に溢れる色!「オレンジ色を活かしてカラーしたい。」そんな方も多いのではないでしょうか?実はブリーチした後、オレンジになった髪を活かしてオレンジカラーに挑戦すると実は大きなメリットが2つあるんです!
①オレンジ色はブリーチ回数が少なくても綺麗な発色してくれる
ブリーチをした髪のベースカラーがすでにオレンジなので、ブリーチ1回でも発色がとても綺麗!オレンジカラーはほとんどの色合いがブリーチ2回以内で再現出来るので、ブリーチ回数を抑え髪への負担を抑えるのにもおすすめなんです。
※ペールオレンジなど淡い色合いの場合はブリーチが3回になる場合もあります。
②色落ちが気になりにくい
オレンジは色落ちすると黄色っぽくなってきますが、色合いに大きな変化が出にくいので色落ちが気になりにくい特徴があります。ただ色落ちが進むとキンキンしやすいので気になる方はカラーシャンプーで色素を補充したり、ブリーチ回数を調整してベースカラーを整えておきましょう。
人気のブリーチありオレンジカラー11選
ではここからはブリーチのオレンジ髪を活かした人気の「オレンジ系カラー」をご紹介させていただきます!色の名前と一緒に実際の髪色をご紹介していきますが、人によって色の見え方は違いますので、髪色のイメージと一致しない事もあります。なのであくまでも参考にしていただけると嬉しいです!
カウンセリングの時は美容師さんとイメージの共有がしっかり出来る様に、理想の髪色の画像を見せましょう。
1.オレンジブラウン
ナチュラルだけどオレンジっぽさも残したい方におすすめのオレンジブラウン。髪に艶が出やすい色合いで美髪に見せるのが得意なカラーです!
2.オレンジベージュ
ふんわり軽やかな色合いが人気のオレンジベージュ。少々髪がパサついて見えやすいところがデメリットですが、しっかり艶やまとまりを出してスタイリングしてあげると気になりにくいですよ!
3.ビビットオレンジ
オレンジはとっても発色が良いので、ブリーチ2回でもこの通り!目を引く鮮やかなビビットカラーにチャレンジ出来ます。
4.ネオンオレンジ
発光する様にガッツリ鮮やかなネオンオレンジ。インパクトのある髪色にしたい方にきっと満足いただける大胆なカラーです。
5.アプリコットオレンジ
ビタミンカラーをベースにした明るく瑞々しい。果物みたいな色がとっても可愛いアプリコットオレンジ。ただ明るく鮮やかなだけではなく、適度なくすみ感があるので優しくまろやかな印象になります。
6.コーラルオレンジ
こちらも明るく軽やかなオレンジカラー。アプリコットオレンジにも似ていますが、若干こちらの方が明るくピンクみがかった柔らかな色合い。
7.レッドオレンジ
パワフル&情熱的なレッドオレンジ!レッドにオレンジをブレンドすると透け感が出るので「鮮やかな赤にしたいけど強すぎる色はちょっと、、。」という方にもおすすめです。
8.カッパーオレンジ
ほんのり赤みを帯びたオレンジ色が楽しめるカッパーオレンジ。赤が適度にブレンドされている事で、髪色に深みが増ししっとり感が出やすくなります。
9.オレンジピンク(ピンクオレンジ)
キュートなオレンジピンク。女性らしく甘い色合いだけどオレンジのヘルシーな雰囲気も同時に演出できます。
10.オレンジゴールド
外人さんのブロンドヘアにも負けない透明感と輝きがとっても素敵!品のある仕上がりになります。
11.ペールオレンジ
ふんわり。綿飴みたいにふわっとした髪色が魅力的なペールオレンジ。ブリーチ回数が多くなってはしまいますが、1度はチャレンジしてみたい髪色です。かなり明るくなっているので毛先はまとまりを意識してスタイリングするとおしゃれにキマりますよ!
ブリーチありオレンジカラーをもっとおしゃれに見せる方法!
オレンジカラーはとっても魅力的なお色ですが、どうしても色の特徴的に『髪がパサついて見えやすい』カラーになります。なのでヘアカラーをおしゃれに見せる為には1つポイントがあります!
〜グロスバームで「しっとり」させる〜
髪がパサパサに見えてしまうとせっかくの可愛いカラーも台無しになってしまいますので、スタイリングの時に「しっとり」「艶々」にしてくれるバームを使うのがおすすめ!
バームはワックスの様に固まらず女性にも使いやすいので是非お試ししてみてください!
↓おすすめヘアバーム
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ブリーチでオレンジ髪になったらオレンジを活かすカラーも、消すカラーもとってもおしゃれです!なので自分のお好みに合ったカラーを是非選んでみてくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
この記事がカラー選びの参考になれば嬉しいです!